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いつも陽気な陣さんの不安そうな顔を見たら、思い当たることが無くてもこっちまで不安になる。
今、私がここでヘマをしたら、ランペに影響が出るし、ここまでデビューしてから積み上げてきたものが一気に壊れるような気がして、すごく怖かった。
簡単じゃなかったから。
ここまで、技術も、人として愛されることも、何かのために必死になることも。
それが崩れる怖さはきっと、何かをやりきって欲しいものを得てきた人にしか分からない怖さだと思う。
幸いなのか、不幸なのか、
それは分からないけど、自分が大きくなればなるほどその怖さは正直増してく。
いつもはただただ歩きすぎてく会議室の声も今日は過敏に聞こえる。
会社で3番目に大きい会議室にHIROさんはいる。
ようやく着いたその部屋の扉をノックして入ると、
なにか真面目にタブレットのなにかを読んでるHIROさんが窓越しにいた。
A「失礼します」
HIRO「わざわざごめんね。ちょっと話しておきたいことがあって。
そこのシャッター下ろしてもらっていい？」
A「あっ、はい。」
使用してる会議室は基本的にシャッターを下ろして使ってることを表すこの事務所の暗黙の了解で、
バクバク早くなる心臓に落ち着け、落ち着けと指示を出しながら、透明ガラスのシャッターを下ろした。
HIRO「なんか悪いことだと思って緊張してる？笑笑」
A「はい…」
HIRO「そっか〜笑
久々だもんね、Aと喋るのも」
A「はい、1回ちょっと精神的に病んじゃった時以来ですよね…笑」
HIRO「それはもう大丈夫そう？」
A「はい、なんとか…」
HIRO「よかった、Aなら乗り越えて強くなれると思ったから、よかった。笑」
A「…ただ、今日のその、お話がすごく心配で…
なにか、私しましたか…？」
HIRO「あぁ、大丈夫大丈夫。Aが思ってるほど悪い話じゃないし、むしろ、ね。笑
この記事なんだけど、明日あの週刊誌のWebページの方に記載されるって連絡来て、間違いがないかだけ確認してもらいたくて」
A「週刊誌、？」
HIROさんから渡されたタブレットに目を通すと
大きく書かれた見出しには
【THE RAMPAGE AA 正義のヒーローに】
の文字。
パッと見は陣さんのように熱愛の記事なのに、
しっかり目を通せば、
つい1週間前ほどに起きた出来事がそこには記されてた。
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美紀(プロフ) - 作者さんこの小説残してほしいです (2021年5月31日 20時) (
レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
ふらっしゅ(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます！移行後も皆様に楽しいストーリーをお届けできるように頑張ります！コロナで少し忙しい日々が続きますが絶対良くなる日が来るって信じてお互い気持ちだけは明るく居ましょうね！^^* (2021年3月6日 10時) (レス) id: dceb5e0f83 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年3月5日 14時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふらっしゅ | 作成日時：2020年4月15日 2時
