＊H_L Eps.Milisa ページ27
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(かなり飛びます)
「喧嘩の次元がちげぇ。」
鬼邪高が燃やされて1週間が経った。
定時制の村山がSWORDの協定を結ぼうと
九龍に刃向かったからだった。
火の海に飲まれる鬼邪高を
私はどんなふうに見つめるのが正解なのかなんてわからない。
「美龍妃」
美龍妃「…おじさん。」
「久々だな。これ、お前の父さんと母さんから。…どうだ、最近は。」
薄暗い団地の一部屋。
私しか帰ってこないこの我が家のリビングに人影が見えた。
私の母の兄、叔父である善信吉龍だった、
机の上にほおるように投げた茶封筒の中には
生活費と私が自由に動けるようなお小遣いといったお札が大量に入っていて それは毎月のように郵便に届くものだった。
今までお金に困ったことがなかった。
きっとそれは
おじさんが九龍の組織として
SWORDを潰そうと企む時に
私が鬼邪高だと
情報が入れやすいからと
私を利用する代金に過ぎないと
最近は思っている。
美龍妃「…SWORDとうちの喧嘩が始まって、鬼邪高が燃やされた。 」
吉龍「それで？そこまでは知ってるに決まってるだろ。SWORDの動きくらい把握してる。」
美龍妃「っ…」
吉龍「美龍妃の情報が肝心なんだよ。今の鬼邪高の状況を教えてくれないか？」
美龍妃「っ…今の、鬼邪高は…」
全日制はSWORDの戦いに怯えて
全日組の頭取りの戦いは少しだけ弱まったこと。
私が最強だと思ってる男、花岡楓士雄はしばらく帰ってこないこと。
そして、司が鬼邪高を辞めようとしていること。
私がおじさんに伝えるべきことは
沢山ある。
けど、それらを伝えれば
家として、九龍グループとしての利益は私たちのになってSWORD、そして鬼邪高は崩壊する。
伝えなければ
あんな下劣な環境でも私の母校、鬼邪高を、
司たちを守ることが出来る。
小さい頃から九龍として教えこまれた狡猾な生き方。
どんな感情よりも権力と財産とを第一に求められる。
仲間を思うなんて これっぽっちも見たことの無い領域だった。
一時的に二人のいない鬼邪高、SWORDの戦いに怯えて鎮まる鬼邪高全日生
それを九龍が知れば
鬼邪高は格好の餌食になることは
どんなに頭が悪い私でもわかった。
もし、その時に
司が一人で帰ってきたら？
どんなに強いと思う司でも
きっと九龍は拳以外の手を使って潰しに来る。
もしかしたら、殺されるかもしれない。
仮に楓士雄が帰ってきても
勝てる自信はない。
吉龍「…珍しく苦しそうな女の顔してるじゃないか」
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ふらっしゅ(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます！とても嬉しい言葉ばかり…！更新頑張ります！今後ともよろしくお願いします！ (2020年12月3日 23時) (
レス) id: dceb5e0f83 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - ランぺ大好きです最高です北人君とRIKU君と壱馬君と翔吾君と樹君と慎君大好きです最高です更新大変だと思います頑張ってください応援してます頑張ってください応援していますコロナウイルスに気をつけてくださいね (2020年12月3日 17時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふらっしゅ | 作成日時：2019年8月8日 13時
