モブ？モブイン？いやいや多分準レギュラー2

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注文を聞いて､伝えて､残りの洗い物を全部引き受けて接客を梓さんにパスをした｡
その時に気づいたのだが､コナンくんがいない｡
哀ちゃんもいなくて､どうしたのかと思ったがそういえば女性の件があったんだと思い出した｡


解決したのかなぁ｡
てか小学生が首突っ込んでいいとは思わないけど､心配だわ｡


お昼を過ぎると夏休みだからか人は少なく､お店には少年探偵団プラス阿笠さんと､店員である梓さんとあたし以外は誰もいない｡
することも無いので梓さんと談笑していた時に阿笠さんの携帯が鳴り､少し話すボリュームを下げた｡
相手はコナンくんらしい｡


噂をすればなんとやらってか｡


あまり気にせずにいると､急に安室さんが話題にでてきた｡




「安室さんか？そういえば今日は見とらんなぁ｡」

「安室さんなら今日は休みですよ｡今朝突然休ませて欲しいって電話がかかってきてそれきり｡何度か折り返したんですけど……｡」




かけ直しても繋がらなかったと梓さんは言う｡


それって大丈夫なのかな｡
もしや病気とか？
あ､てかコナンくんに聞きたいことあったんだ｡




『すみません！少しお電話代っても？』

「おぉ､いいぞ｡」

『ありがとうございます！』




コナンくん､と電話向こうに呼びかけると､どうしたのAさん？と声がする｡
少し席から離れて小声で伝えた｡




『さっき言い忘れてたんだけど､女性の写真をお父さんに送ったら"協力感謝する"って来たのね｡もしかしたら警察絡みの人かもしれないから気をつけて！』

《！》




ありがとう､と何かを確信したかのような声色になる｡
それだけ言って電話は切られ､ツーツーと機械音が耳元で鳴り通話終了ボタンを押してから阿笠さんに返した｡
子供たちにどうしたの？と聞かれたが､気をつけてって言っただけだよと誤魔化した｡


お父さんのあの言葉がただの職業病だといいけど､なんかヤな予感するんだよねぇ……｡









＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
Aさんがいるから原作よりも少し早く確信に近づくコナンくん｡
そして一言だけで電話相手を特定するコナンくん｡

恐ろしや｡

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