モブ？モブイン？いやいや多分準レギュラー2

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「そういやAさんお父さん警察官なんでしょ？警察になれとか言われないの？」

『あー……』


そういや､と思い返すと今までで1度も言われたことがなかった｡
自由に職に就きなさいと言われてきた｡

しかも警察だと知ったの最近だし｡


『言われたことないなぁ……｡成績が悪くて見限られてるのかも｡』

「現代文はいいじゃん｡」

『現代文はー……あー……ってなんで知って……………工藤かｧｧ……ｯ！！！』


机をバンッと叩く｡

確かにぃ､現代文はぁ､得意分野だけどぉ｡
工藤(アイツ)に勝てたことないからぁ？
次のテスト覚悟してろよ工藤｡


『アイツ次会ったら(テストで)ぶっ潰す……｡』

「ﾋｪｯ…｡」


なんでコナンくんが怯えてるのよ｡
そんなに怖かったかな？ごめんね？


『ごめんよ｡』

「あっ､ううん！大丈夫だよー｡」


大丈夫と言う割に苦笑いのコナンくん｡
いたたまれなくなって話題を変えて話した｡

昨日実はシャーロック・ホームズを読んでみた｡
幼なじみが惚気けてくる｡
テストなんであるの｡
勉強したくない｡

etc…｡
そうして時間があっという間に過ぎていき､日が西に傾いていた｡


『あたしそろそろ帰ろっかな｡あ､はいこれ君のお菓子｡』

「ありがとう！」


梓さん会計お願いしまーす､と声をかけてコナンくんが割引券を出す｡
後ろでテーブルを片付けていた安室さんが

また来て下さいね｡

と笑うので､

では安室さんに会いに来ますね｡

と言ったら周りの女性客の視線が刺さったので即座に冗談です､と取り消した｡


『ハムサンドまた食べに来ます｡カラスミパスタも！』

「ありがとう！じゃあ気をつけて帰ってね！」

「ありがとうございました！」


外に出ると､照りつく太陽の熱を感じた｡
コナンくんと別れ､押してきたチャリに乗って車道を走る｡

明日勉強かぁ……｡
2人に会えるならいいか……｡









「遅かったね｡」

『結局ポアロ行ってきた｡』

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