モブ？モブイン？いやいや多分準レギュラー

46 ページ46

いやまぁ確かに？
稼ぎいいなとは思ってたよ？？
でもさ､警察だなんて分からないよ
しかも世界じゃないじゃん…日本じゃん……


『こんな人が上司でごめんなさい…』

「えっ､A？」


思わず顔を覆いながら謝る


「そんなことは…！とても素晴らしい方です！」


すかさず風見さんがフォローを入れるも､

え？本当に？？
マジでぇ！？降谷よりぃ！？

の父の言葉で台無しだ
お父さんと比べられる降谷さんはどんな人なのだろう

あ､否定された
降谷さんの方が上なのね､ドンマイお父さん


「またあなたは…ほら､Aが作ったケーキよ｡これ食べて元気だしなさい」

『いやあたし飾り付けだけ』

「A空気読んで」


ケーキと一緒に2人からのバースデーカードを渡す
そして母がせーの､と小さく言い､風見さんも混ぜて3人で誕生日おめでとう！と拍手をする
ありがとぉ…と酔ったままの父は泣きながら机に突っ伏した
お疲れ様､と直接言うのは恥ずかしいので､とりあえず頭だけ撫でておいた
いつか必ず言おうと思う

そうだな､あたしの結婚式でいいか


「このバラ何！？すごいな！？」


おう､父よ
復活早くないかい？


『快斗と青子からのバースデーカードだからね｡丁寧に開けてね』

「何これ我が子が3人いるみたい…」


あの二人と兄妹になったらたまったもんじゃないね､色々が
そして主にあたしが

そしてこの光景を見ていた風見さんは家庭を持つのもいいな､と思ったとか思っていないとか

47→←45

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す