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午後8時を過ぎた頃､家のチャイムが鳴った
7時前から準備を終えていたあたしは少し不満を抱きつつもドアを開けに行く
でも一つ気がついた
お父さんは家に入る時はチャイムを鳴らさない
ということは他人ということだ
『はい､今出ます！』
ｶﾞﾁｬ､と少しずつ外を伺うようにしてドアを開けると､メガネの背の高い男の人が父を背負っていた
あたしを見つけると､あなたの苗字さんの娘ですか？と声をかける
『あ…はいそうですが…あ､父がすみません！』
「いえ私は別に…」
父を受け取りに向かうと､顔が赤い父がメガネの人に絡み始めた
完全に酔っている
「風見くぅ〜ん…寄ってってよぉ〜…俺の誕生日だぜぇ？」
風見さんって言うのか…
あぁ…あたしの父が本当に申し訳ありません
申し訳なくなり､風見さんに何回も頭を下げる
母親も出てきて､慣れた手つきで父を受け取ると､流れるように風見さんも家に引きずり込んだ
状況についていけていないのはどうやらあたしだけのようだ
今も外に突っ立っている
「何してるのよ､入りなさい？」
『え…あ､あぁ､うん』
「あの､私は別に……」
「ハイハイ上がってねー」
風見さんの言葉も聞かず､母は玄関の扉を閉めた
今は風見さんと2人､仲良く玄関に立っている
大きいな…と思いながら横目で見上げると視線が合う
人見知りのあたしは視線を逸らしてしまった
絶対印象悪かったなぁ…今の…
「えっと……あなたの苗字さんの部下の風見 裕也と言います」
『あなたの苗字 Aです…』
風見さんとの距離が縮んだ
気がする
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想い人(プロフ) - 心さん» 楽しみにしてくださってありがとうございます！1日1話のはずが不定期になってしまい本当にすみません…！完結まで持っていきたいと思うのでこれからもよろしくお願いします！ (2019年10月31日 4時) (
レス) id: e9eaf42caa (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - とっても面白いです！続き楽しみにしてます！ (2019年10月27日 17時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
想い人(プロフ) - 美桜琉さん» 本当ですか！？とても嬉しいお言葉ありがとうございます！すごく励みになります！これからもこの作品をよろしくお願いします！ (2019年9月16日 23時) (レス) id: e9eaf42caa (このIDを非表示/違反報告)
美桜琉(プロフ) - めっちゃ面白いですね！これからも更新頑張って下さい！ (2019年9月16日 18時) (レス) id: 95c48d4791 (このIDを非表示/違反報告)
想い人(プロフ) - いえ､大丈夫ですよ｡こちらこそ原因が分からずすみませんでした｡ (2019年9月14日 17時) (レス) id: e9eaf42caa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：想い人 | 作成日時：2019年9月1日 3時
