モブ？モブイン？いやいや多分準レギュラー

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『阿笠さん達は何故ここに？』


立ち上がりながらそう聞くと､哀くんの服と夕飯の食材を買いに来たんじゃよ､と阿笠さんは答えた
服ねぇ､と思いながら無意識に哀ちゃんを見る


「何？」

『あっ､ごめん｡子供っぽい服装は嫌いそうだなぁ､と思って』


そうね､子供っぽいのは嫌いよ､と肩を竦めながら言う哀ちゃん
コナンくんといい哀ちゃんといい､最近の子はどこか大人びている子が多い


「それじゃあワシらはここら辺で帰るとするかのぉ」


さよならー､と手を振ると哀ちゃんが小さく振り返してくれた

可愛いかよ

少しだけ懐いてくれたみたいでなんか嬉しい


『さぁて､親に頼まれたモンを買ってさっさと帰りましょうかねぇ』


2人の背中を見送って小さく呟いたあと食材を買いにスーパーまで向かう
頼まれたのはデコレーション用のお菓子やらチョコペンやらだ
今日は父親の誕生日なのでケーキを作ろう､そう母親と話していたのである
それで､今日元々休日授業があるあたしが買い物係に任命されたと､そういう訳だ

めんどくさい…
でも親の誕生日だし……

と思いながら歩いていると､突然後ろから目を塞がれた


『えっ？』

「だーれだ！！」

『えっ？』


状況が掴めずえ？としか声が出ない
声の主は女の子で､どこかで聞いたことのあるような声

もう少しで思い出せそう…

と思った瞬間､女の子とはべつの声が聞こえた


「おい青子＿＿」

「あっ！！快斗！！ダメだってば！！」


犯人確定致しました

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