モブ？モブイン？いやいや多分準レギュラー

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それからというもの特に何も無く､工藤が事件解決をしに旅立ってから役1ヶ月が経った
その間は全然ポアロにも行けなかったし､部活の公演などもあったりしてとても忙しい１ヶ月だと自分では思う
唯一救いだったのはテストも何も無かったこと
今は土曜日の半日授業を終え､雑談のために残っているところだ


『死んだ……もうあたし死んだ……』

「何言ってるのよA」


忙しすぎる！と机を叩くと確かにそうね､と園子は共感してくれた
蘭はいつも通りじゃない？と首を傾げる

いや､そんなことは無い

ブンブン､と首を横に振るとそうかな？と彼女は課題に戻った


『優等生かよォ…構ってよ蘭ー…』

「出た出た､Aの構ってモード」

「あはは…」


構ってモードとは､相手が課題など勉強をしている時に構って攻撃を繰り出し相手の邪魔をするという何とも嫌な攻撃である
しかしテスト期間などはちゃんと自分も勉強するので何も無い今のような時にしか出ないモードだ


「じゃあ今日はこの後全員オフだし久しぶりにポアロに行く？」


園子の提案にあたしは即賛成した
蘭も今日はお昼にお父さんもコナンくんも居ないからいいよ､と了承し､早速荷物をしまって教室を飛び出した


「え､なんで走ってるの？」

『何となく？』

「疲れるから嫌なのよね」


そう言いつつも付き合ってくれる園子は本当にいい子である
青春だー！！と叫びながら廊下を走っていると先生に何度見かされたので少しだけスピードを落とした


「高校って漫画みたいに走るなーって注意する先生居ないよね」

「確かに」

『それな』

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