モブ？モブイン？いやいや多分準レギュラー

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あの後は言う言わないのお互い一点張りで､聞いてきた張本人であるコナン君も苦笑しかしていなかった
大方心の中では"聞かなきゃ良かった"なんて思っているのだろう
自分でも大人気ないとは思うけど､ちょっと楽しんでいる


『分かった分かった！言わないからさ』


笑いながらそう告げると､本当に？と疑いの目を向けられた
あたしの信頼度低くね？とわざとらしくほっぺを膨らませるとごめんごめん､と逆に笑われてしまった


「仲良いんだね！」

「そう…なのかな？」

『そこは断言しようよ！』


蘭ひどーい！と肘でつつくと､ハイハイと軽く流される


「Aお姉さんはいじられキャラなんだね」

『不本意だけどね｡生まれ持った性質なんだよ』


これには抗えない､とあたしは肩を竦める
お疲れ様､と哀れんだ目でコナン君がこちらを見てくるので自転車を押しているうちの片手を離してコナン君の頬をつまんだ


『そんな目でお姉さんを見ないのー』

「さっきの黒羽くんとのやり取りみたいだね」


あー､立場は逆だったけどね､と手を離しながら返すとコナン君は勢いよく食いついてきた


「黒羽…？って誰！？」

「Aの幼馴染らしくて､さっき会ったの｡新一と瓜二つだったのよ！」

「し､新一兄ちゃんと…？」

「うん！」


びっくりしたわよ､と笑いながら言う蘭

あたしからしたら君も青子と瓜二つだけどね
まぁ快斗じゃないけど､蘭のほうが……うん……スタイルいい
羨ましいほどスタイルいい


「ね！A！」

『うん､スタイルいい』

「えっ？」

『ｱｯ』


おっと､やらかしてしまったようだ

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