モブ？モブイン？いやいや多分準レギュラー

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昼休み､あからさまに元気がない蘭をあたしと園子は頑張って励まそうとしたが､努力もむなしく､なんの効果も得られなかった


「大丈夫よ蘭！明日なら！」

『今日はたまたまだって！ね？』

「…ありがとう」


困ったあたしと園子は顔を見合わせるが､なにも思いつかなかった
すると園子はあたしを呼び､教室の隅まで移動した


「ちょっとA！蘭どうしたのよ！」

『あたしも詳しくは知らないんだけどさ…』


蘭に聞こえないように声を小さくして話す
昨日聞いた説明通りに伝えると､園子はなんの言葉も出ないようだった


「えっ……それ本当？」

『マジマジ』


意味が分からないわ､と頭を抱える園子
その言葉に同意してあたしも項垂れる
どうしたものか､と思っていると､突然蘭が立ち上がった
なんだなんだ､とクラスの人達も注目する
蘭の視線は携帯に釘付けだ
工藤からかな？と園子と言い合っていると､蘭がこちらに大股で近づいてきた
顔はどことなく怒っているかのように見える

え､何､怖い怖い

その場から動けずにいると､あたしらの前に携帯を突き付けてきた
読んでみるとやはり工藤からで､内容は


『悪い､事件で呼ばれて暫く学校行けないからよろしく頼むぅ！？』

「ちょっと､新一くんなんのつもり！？」


もう！心配して損した！とご立腹の蘭

どうしよう…
今度はこっちを収めないといけないのか…？
ったく！工藤のバーロー！！


『あたしの心配も返せコラｧｧ！！』


窓の外に向かって叫ぶ
ついに気が狂ったのね､と園子に言われたがそんなことは今は気にしてはいられない

てかついにって何









はいそこ､気にしてるじゃんって言った人負けね

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