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暫くコナン君と戯れていると、小五郎さんが帰ってきた


「おう………あぁ……もちろんだ」


そして通話が終わったのか、携帯をしまうとコナン君に向けて言った


「今日からお前は毛利家で預かる。変な真似すんじゃねぇぞ」


それを聞いてあたし達は喜んだ
やったね!とコナン君に言うと、うん!と元気よく返事が返ってきた

そっか、コナン君は蘭の弟になるのね…
いいなぁ


『蘭の弟になるのかコナン君。良かったね!』

「え?僕別に毛利じゃないから弟ではないよ。だからAお姉さんの弟的な存在にもなれるよ!」


コナン君尊い

あたしは無言でコナン君を抱きしめる
えっ、えっ、と声を漏らすのを他所に満足するまで抱きしめ続けた
その間コナン君はされるがままになっていて、蘭と小五郎さんも苦笑していた


『本当に良かったぁ……』

「何が?」


工藤に似てるから性格まで似てたらどうしようと思って、と言うと、一瞬コナン君の肩が跳ねた気がしたが気の所為ということにしておいた
蘭と小五郎さんも確かに似てる、とじっと見つめる


「し、新一兄ちゃんとは知り合いだけど、他人だよ!」


顔の前で両手を振るコナン君


『そうだよね!工藤こんなに可愛くないし!』

「そうね!こんなに素直じゃないもの!」

「そーゆーもんかぁ?」


くっそ…好き放題言いやがって…と思うコナン君
そんなことは露知らず、明日になれば来るでしょ!と結果的にまとめて話は終了した


「そーいやAちゃん、帰らなくていいのか?もう9時前だが」


えっ!?と腕時計を見ると、8:53を指していた
やっべ!と急いで荷物を持ってドアに手をかける


『お邪魔しました!!』

「また来てね!」

「気ぃつけて帰れよ」

「ばいばいAお姉さん!」


3人に見送られながら走って家まで目指す
いくつめかの角を曲がった時、誰かとぶつかった


『いッつ………あっ、すみませ…ッ!』


謝ろうと思い顔を上げると、すごく冷たい視線が降り注いでいた
全身黒色の服に身を包んだ長身で銀髪の人だ
そこで園子の話を思い出した


__全身黒づくめでぇ……


まさか……


「……行くぞ」

「へい兄貴」


__2人の男の人なのかしらね?片方は長髪の銀髪だったらしいわよ


まさかね……

あたしは振り向かないで全速力で走り去った
そして立ち止まった時、恐ろしいことに気づく


『あれ……ここって………名前工藤じゃん……』


工藤新一が消えたのとは…関係ないよね…?

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想い人(プロフ) - 心さん» 楽しみにしてくださってありがとうございます!1日1話のはずが不定期になってしまい本当にすみません…!完結まで持っていきたいと思うのでこれからもよろしくお願いします! (2019年10月31日 4時) (レス) id: e9eaf42caa (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - とっても面白いです!続き楽しみにしてます! (2019年10月27日 17時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
想い人(プロフ) - 美桜琉さん» 本当ですか!?とても嬉しいお言葉ありがとうございます!すごく励みになります!これからもこの作品をよろしくお願いします! (2019年9月16日 23時) (レス) id: e9eaf42caa (このIDを非表示/違反報告)
美桜琉(プロフ) - めっちゃ面白いですね!これからも更新頑張って下さい! (2019年9月16日 18時) (レス) id: 95c48d4791 (このIDを非表示/違反報告)
想い人(プロフ) - いえ、大丈夫ですよ。こちらこそ原因が分からずすみませんでした。 (2019年9月14日 17時) (レス) id: e9eaf42caa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:想い人 | 作成日時:2019年9月1日 3時

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