モブ？モブイン？いやいや多分準レギュラー

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とうとうやって来ました､蘭と工藤のデート当日でございます！
私､Aは1番に感想を聞こうと思い､ポアロに入り浸ることにしました


『という訳で梓さん､今日1日よろしくお願いします！』

「こちらこそ！お手伝いありがとうね！それに久しぶりに会えて嬉しい！」


はい､そこのお客としてだと思った人､A先生怒らないから正直に言いなさい
……ごめんなさい､久しぶりに梓さんに会えてテンションが上がっているんです
許してください

先程も言った通り､今日あたしは1日限りのバイトとして蘭が帰ってくるまでポアロをお手伝いさせて頂くことになった
今日突然に！という訳ではなく､前々から人手が足りないと言っていたので､蘭のデート日が決まった日に今日1日バイトとして雇ってもらえるか電話したのだ
答えは二つ返事でYESだったので喜んだことを覚えている


「とりあえず開店するまでコーヒーの仕込みとか教えるね！」


はい！と返事をしてカウンター裏に行く
数年ここには通っているが､カウンター内には初めて入ったのでワクワクが止まらない
梓さんから直々に教えてもらい､何とか習得した
けれどもあたしには経験がないので､接客を主にすることになり､人見知りのあたしにそれはとって大きな課題だった
けれども気を抜いてリラックス､と梓さんとマスターに言われ､何回か深呼吸をして気持ちを切り替えた

よし､今なら行ける気がする


「開店するよー！2人とも準備はいい？」

「はい！もちろんです！」

『が､頑張ります！』


演劇部あなたの苗字 A､営業スマイル頑張ります

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