ひきこもりでもシェアハウスしたい！パート２

志麻 お腹の風邪* ページ20

※間接的ですが嘔吐、下痢表現があります。苦手な方はUターンをお願いします。

2.センラさいど

夜、喉が乾いてリビングに水を飲みに行くとトイレの電気がついていることに気づいた。中から誰かの苦しそうな唸り声が聞こえてくる。声だけだと誰なのか判別つかなくて声をかけると、中にいたのはまーしぃだった。

お腹を下しているみたいで、顔色も悪いししんどそう。あとは1人で大丈夫と言うのでまーしぃのプライドもあると思って一旦トイレを出る。しばらくしてまーしぃが出てきた。さらに顔色が悪くなってるしふらりと倒れかけたのでその体を支えて部屋に戻った。

一度目を覚ましたまーしぃに体調を聞いて、寝たのを確認して看病セットを持ってきてもらえるようにグループにLINEを入れた。

センラ誰か手空いてる人います?
たぬきどうした?
センラまーしぃが体調崩してさ。看病セット持ってきてもらっていい?

了解と返ってきたので既読だけつけてうらたんを待つ。10分くらいして彼が部屋にきた。

うらたぬき「これくらいで大丈夫？」

センラ「うん、大丈夫。ありがとう」

なんかあったら呼んでって部屋を出て行ったうらたん。やっぱりうちのリーダーは頼りになる。

さて、まずは熱を測ろう。体温計を挟んでも目を覚まさなかったから相当体力使ったんだろうな…。しばらくして鳴ったそれには37.8℃とあった。寒そうにしてるしまだ上がりそう。最悪病院に連れて行くのも考えないとだな。

そのあとも吐いたり下したり、まーしぃの体調は悪くなっていくばかり。熱も39℃を超えてしまったし、病院連れて行こう。

センラ今車出せる人いますか?
たぬき俺いつでも車出せるよー。まーしぃ病院行ったほうがいい感じ?
センラそうやねん。車出しといてもらってもええ?
たぬきわかった。暖房つけて待ってる

ありがとうとスタンプを送って、まーしぃを抱えてうらたんの待つ車に向かう。眠りが浅かったみたいで抱き上げると目を覚ましてしまった。

志麻「センラ…？」

センラ「センラやで。病院行こう。熱39℃超えてるし流石に心配やわ」

小さく頷いて腕の中で目をつぶったまーしぃ。車に乗り込んで、ここの病院に行ってほしいと伝えた。

酔わないか心配だったけどうらたんが安全すぎるくらい安全運転をしてくれたおかげで酔わずに病院につけた。

文字数危ないので次行きます！by作者

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