ひきこもりでもシェアハウスしたい！パート１

センラ 体調不良 ページ5

5.坂田さいど

センラが体調を崩して約1週間。熱は微熱まで下がったんだけど食欲が戻らない。頭痛もしてるみたいで、薬を飲ませたいんだけどご飯を食べないと飲めないやつだからどうしようもない。

センラ「うぅー、頭割れる…」

坂田「ゼリーとかなら食べられそう？なんか食べないと薬飲めないよ」

センラ「じゃあゼリー…」

わかったと言って冷蔵庫にゼリーを取りに行く。とりあえず3種類全部持ってセンラの部屋に戻った。

坂田「ただいま。ぶどうといちごとみかんがあるけどどれがいい？」

センラ「ぶどう食べたい」

坂田「はいよ」

スプーンにのせてセンラに食べさせる。いわゆるあーんってやつだ。

センラ「自分で食べれる…」

坂田「こういう時は素直に甘えればいいの！ほら！」

何口か食べさせて、センラがお腹いっぱいになったところで薬を飲ませた。これで少しでも効けばいいな。

坂田「はい、薬。効くまで時間かかると思うけど寝な。まだ熱あるんだし」

センラ「ん。おやすみぃ」

素直に目をつぶったセンラのお腹をトントンと叩く。最初はゴロゴロと寝返りをうってたけどしばらくするとスゥスゥと寝息が聞こえてきた。

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