ひきこもりでもシェアハウスしたい！パート１

志麻 食中毒 ページ32

※ここのお話で出てくるライブは架空のものです。ご了承ください。

3.センラさいど

仕事中、そらるさんからシェアハウスのグループにまーしぃが体調を崩したとLINEが入った。そこから大急ぎで仕事を終わらせて有給もらいます！と上司に頭を下げてみんなのいる家に帰った。メンバーの看病とライブでしか有給を使ってない気がするけど構わん。これが俺の人生や。

センラ「ただいま！まーしぃは！？」

まふまふ「志麻くんが心配なのはわかるけどちょっと落ち着いて。今そらるさんが見てるよ。とりあえず手洗いうがいして着替えて夕飯食べな」

センラ「はーい」

大急ぎで夕飯を食べて、まーしぃの部屋に入った。

センラ「まーしぃ、入るでー」

そらる「あ、おかえり。お疲れ様」

センラ「ただいまです。俺、交代しますよ」

そらる「いいの？仕事終わりで疲れてない？」

センラ「はい。まーしぃを看病する体力は残ってるので」

ならよかったと部屋を出て行く。さて、まーしぃの看病始めますか。

志麻「ん…？センラ？」

センラ「そうやで、センラやで。しんどそうやな」

志麻「お腹痛くて、気持ち悪くて、もう嫌や…。出て行く水分ないのに水飲むと飲んだ以上に吐くし下すし…」

センラ「病院行った方がええかもなぁ。確実に食あたりやとは思うけど点滴してもらうだけでも変わると思うし。脱水症状怖いで？」

ライブのリハ中に熱中症＋脱水症状で死にかけたことがあるからわかる。一言ことわって財布の中を見させてもらってまーしぃの保険証を取り出した。

俺の運転じゃ色々不安なのでまふくんに運転を頼む。LINEを送ると、快く了承してくれた。

まふまふ「車動かすよー」

センラ「うん。お願い」

まふまふ「はーい」

酔うか心配だったけどありえないくらいまふくんが安全運転をしてくれて、酔わずに病院に着けた。

家を出る前より熱くなったまーしぃを抱えて病院に入る。割と空いていて、すぐに診てもらえた。

医者「どうされました？」

センラ「昨日のお昼くらいから嘔吐と下痢がひどくて、全く水分が取れていない状態です」

医者「何か生もの食べられました？」

センラ「海鮮物食べたみたいで…」

医者「食中毒ですかね。熱も39.1℃と高いですし水分も取れていないようなので点滴します。終わったら教えてください」

一つ奥の部屋に通されて、点滴される。少しだけ顔色が良くなって安心した。

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