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それを聞いた恵君は、
恵「そうか。あまり遅くならないようにな」
と言って、寮へ帰って行った。
ごめんね、恵君。
あなたを騙す私を許して。
きっとけりをつけてくるから。
後ろ姿が見えなくなったのを確認し、
私は轟家へと足を運んだ。
久しぶりの轟家。
もう空気が無理だ。
くらりと目眩がしたのは妊娠のつわりか生理的嫌悪か。
頑張って1時間かしらね？
さっさとすまそう。
そう思って轟の部屋へと向かう。
静かに廊下を渡り、窓から部屋へと侵入。
奴は布団ですやすやと寝ていた。
少し痩せた…？
月明かりのせいかもしれないが顔色も悪い。
そっと起こす。
『轟焦凍、起きて。』
彼は思いのほか寝起きが良いようだ。
ガバッと目を覚まし起き上がる
轟「A…！？」
私が逃げると勘違いしたのか、手首を強く掴んで離さない。
顔をしかめるが仕方ない。
『そう。私よ。久しぶりね』
それを聞いたとたん、轟は私を抱きしめ
強くキスをしてきた。
とっさだったため避けられず、深いディープキスに
吐きそうになる。
手で押しのけ、強気で抵抗する。
『やめて。あなたとそんなことするために来た訳じゃない』
轟「なんでだ？俺のことがやっぱり好きだから戻って来たんだろ？」
まったく…どういう思考回路してるのかしら……
詰め寄った轟を払い、冷たくいい放つ。
『違うわよ…!話があるの。』
轟「なんだ？」
『赤ちゃんが出来たのよ』
私が一言一句はっきりゆうと、轟は綺麗なオッドアイを見開いた。
轟「今…なんて」
かすれた声で呟く轟に、もう一度話す。
『あなたとの子供が出来た。妊娠したの』
そう言って乱暴に家入先生から貰った書類を渡す。
轟は食いいるように見つめた。
まあ、まだ高校生だから、ビックリしてるわよね。
轟「…」
なんてゆうかしら？
堕ろして？
それとも産んでくれ？
私が彼の言葉を待っていると。
轟「俺と…Aの…！」
『え。』
轟「すっげぇ嬉しい…！結婚して良かったな‼️」
『……は？』
結婚して？
『待ってよ、結婚してってどういうこと』
轟「そのまんまだ。結婚してんだよ。俺とお前は」
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ユイト - 面白くてドロドロしてて好きです！ (12月12日 17時) (
レス) @page5 id: 716b2fccf8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずな - 続き気になりすぎます！更新待ってます！ (9月22日 6時) (レス) @page5 id: f39121074c (このIDを非表示/違反報告)
寝子／猫 - あぁぁぁぁ！続きが気になるぅぅ！！ (9月17日 1時) (レス) @page5 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇姫 - 貴方神ですか？そうじゃないとこんな傑作作れませんよね？そうですよね？（圧） (5月22日 21時) (レス) id: 248871b3e8 (このIDを非表示/違反報告)
ギデ - 続きが気になるぅぅ！更新、楽しみにしてます！ (2023年1月7日 17時) (レス) @page5 id: ec1da85f81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モッピーガチ勢 | 作成日時：2022年6月25日 18時
