想い、想われ、 (ページ9)

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楽屋____

撮影が終わって打ち合わせルームで

全員集まってあとは帰るだけ

マネージャーに待っててって言われて

みんなで待機中

ジェシ「樹はAちゃんに触りすぎ！」

大我「わざとでしょ？」

「バレた？」

ニヤニヤしながらこたえる樹

樹のことは大好きだけど

恋愛のことが絡むと共感はできないことばかりで

考え方がまず違う。

聞いてるだけだと

"そんな考えもあるのか〜"って思うけど

自分の想い人が関係すると話は別だ。

高地「無駄に期待させるだけだろ」

樹「反応が可愛くてついつい(笑)」

慎太郎「本気で考える気ないの？」

樹「あるわけねぇーだろ」

北斗「じゃー俺が付き合ってもいい？」

慎太郎「え？！？！？！？！？！？！」

室内に慎太郎のでっけぇー声が響いて

みんなの視線は俺と樹を行き来する。

樹「俺が決めることじゃないべ」

北斗「それもそうだね」

ジェシー「北斗はAちゃんがすきなの？」

北斗「すきだよ」

彼女を好きになって約3年

最近エスカレートする樹の行動にモヤモヤしていた。

だったら俺がって。

はじめて自分の気持ちを口にした日だった。

そして、ここから3人の関係が動き出す。

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