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里奈「ん……さいっあく……」
また押し付けられた……終わらない……
残業だよ……
皆がどんどん帰っていく中私だけまだパソコンと向き合っていた、
里奈「ふわぁ……はぁ、今日何時になるかなぁ……」
松村「里奈、残業？」
里奈「……まぁ。」
松村「まじかよ」
渡辺「あれ、里奈残業？？」
デジャブ笑笑笑笑
里奈「まぁ、そうなんです……しょーたせんぱぁい……」
渡辺「大丈夫？俺手伝うけど。」
優しいなぁって胸がきゅってなった気がした。
里奈「え！いや、そんなことはさせられないです！」
松村「あ、しょっぴー先輩。俺手伝うんでいいです。」
渡辺「いや、北斗疲れてんじゃん、いいよ俺やる。」
松村「いや、同期として里奈の仕事は俺が」
なんで二人共こんなやりたくない仕事取り合ってるんだ？(鈍感)
そういうことか！
里奈「え。お2人ともこの書類そんなにやりたいのかもしくは2人で！？」
1人でワタワタしていると
渡辺「…………お前すっげー勘違いしてんぞ。」
里奈「勘違い？」
勘違いは何を勘違いしたんだろ……？
松村「しょっぴー先輩、こいつにそんなことゆってもわかんないっすよ。はぁ、やりましょう」
里奈「え、いや！良いよ？帰って！」
渡辺「……今日はまたなんで？」
里奈「ぶちょーに、食事誘われたんですけど……断ったら。」
松村「それだけの量じゃねーだろ。」
渡辺「誰？……山内？」
山内さんは翔太先輩の同期で
まぁ言うなれば男好きなぶりっ子な先輩。
翔太先輩と北斗と仲良い私を目の敵にしてくる。
よく山内さんの書類が私の机に置かれている。
ついでにわざとぶつかられたりもする。
女って怖い……
松村「あー、山内さんか。」
渡辺「で、今日はなんだって？」
里奈「……合コンらしい……です。」
渡辺「あの顔で。」
松村「はぁ、なんかされたらすぐに言えよ？」
そう言って私の頭に手を置いてデスクに戻って行った。
里奈「……ありがとう。」
素直になれないけど、ほんとうは、たぶん、いや、
認めたくないけど
私は北斗に惹かれてる。
でも認めたくないのは私のエゴだから、
ごめんね。素直じゃなくて
続く (更新停止中)
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作者名：しょぴほく | 作成日時：2020年5月22日 14時
