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こーちさいど。
おふたりさんの出発時刻になって2人分の弁当を玄関でこれまた準備万端に置いてある2つのランドセルに入れる。
北斗が元気な日は朝ごはん作るのもお弁当作りも手伝ってくれる。
とは言っても正式には俺が手伝う形になるくらい上手なんだよな。色々事情もあって小さい頃からしてたみたいでほんとすごいの。
そして何より本人がすごく楽しそうなんだよね。
申し訳ないけど北斗の体調が良くない日は俺が作ってるから冷凍ばっかの弁当かパンです。笑
でも普通にそんな家もあるよな？笑
まあマンネリ化は防げだろ、とか言い訳しておこう。
なにやらバタバタ騒がしい音を立てながらこちらへ向かってくるやつらが。笑
もう時間だよ！と2人を追い出すように連れてきた大我とダッシュな2人。
そんな急がなくても笑
そもそも2人はドッジボールしたりグラウンドで遊びたいらしく普通よりだいぶ余裕もって家出てるからね笑
元気が良くてなによりだよ。笑
大「しんたろー、かかと中入ってる。」
慎「たいがありがと！！」
びりびりマジックテープの靴を履き終えたら、
大「2人とも、いってらっしゃーい」
「「いってきまーす！！」」
優「気をつけてね？」
「「はーい！」」
毎日心配でしかないよ。
まあ、これも成長だな、と噛み締めて、
だんだん小さくなっていく2人の後ろ姿を見届ける。
「お前準備しないの？」
大「俺今日昼出勤だよ。あれ、言ってなかった？」
「聞いた気もしなくもないかも。」
大「なんだそれー」
2人でリビングに戻ってそんな会話。
気づいたら坊っちゃんはコーヒーを淹れてた。
優雅だなぁ…
そんな俺は朝出勤なんだよ…早くしないとだな…
ばーって準備して、ちょっと和室を覗く。
樹「あれ、こーちじゃん。お前朝から？」
「おう。」
樹「どんまい笑」
なんかむかつく…
じゃなくて！！
「北斗まだきついか、」
北「……うぅ…、っ、」
唸ってるしまだ辛そうだな
樹「なんかぐるぐるするっぽい」
「そっか、」
樹「てかお前時間大丈夫そ？」
「わ！やべ、いってきます！！」
樹「いってら〜」
乗りたい電車に間に合うように急いで家を出た。
俺らの朝はこんな感じです。
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作者名：ほくぴ | 作成日時：2022年1月15日 19時
