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こーちさいど。
「和室で寝てきな？」
樹「おう、そうさせるつもり。」
でもなかなかまだ動けなさそう。
しばらくぎゅーしたいかな？落ち着くまではその方がいいよね。
北「じゅい、ごろんしたい、」
樹「やっぱりきついんじゃん。」
「ほくと、きつかったら樹にちゃんと言ってね？」
北「ん…」
何度これに頷いて結局我慢したことか。
あー分かってんのに俺もなんで聞いたんでしょう。笑
あ、あとね。
体調を崩したときとかは和室に寝るのがきまり。
まあきまりってほど堅いものではないのだけれども。
ふつーになるべく移動は少ない方がいいし部屋よりもみんなから見えて安心だしね。
いつの間にかなりゆきで。気づいた時にはそうなってた。
ほんとは心配で気になるけど朝の支度がね、時間はほんとに限られてるんだから。
なにやらわちゃわちゃ声が聞こえてくるのは…洗面所かな？
そこに向かうと、
着替えて髪も整えて準備万端のジェシーと慎太郎の寝癖を何とか直してるきょもとされるがままの慎太郎の姿が。
大「こいつ…しぶといやつだな…！」
ジ「ahaha！慎太郎の髪今日強いね！」
慎「早くしないとじゃんけんはじまるから！！」
うん。騒がしい。
そんな2人は学校が本当に楽しくて仕方がないらしく毎日準備が早くてほんと、すばらしいよ。
寝癖直してあげてる坊っちゃんはまだパジャマだし、なんならちょっと寝癖着いてますけど？笑
まあきょもは金融系のお仕事で、俺は保険系で最近はテレワークが進んできてる業種たちなわけで。
出勤するときもまちまちだったりする。
それにすごく融通が効くからこうやって子供たちを引き取れたのもそのお陰はかなり大きいと思う。
そんなわけで、うちで1番朝が早いのは子供たちなのよ。
あの報道番組のキャラクターくんとじゃんけんをしてる3人を見て小学校に連絡してないことを思い出す。
担任の松島先生に。と言っても俺の大学の後輩なんだけども。笑
いつものように明るい松島に和まされ、そしていつものように労りの言葉をかけられ電話を切る。
占いが始まったのを見てそろそろだなぁ〜と思い、今日朝出勤の俺も準備を始める。
と言っても朝ごはんは先に食べたし、結局また洗面所に戻って自分の支度を。
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作者名：ほくぴ | 作成日時：2022年1月15日 19時
