本音 6 荒北 ページ11
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『な………なんで………ここに……』
差し出された手をそっと握り返し表情を伺おうとすると、急に腕を引っ張られ両腕で抱き締められた。
『は………離して…！！』
腕に力を込めて荒北を押しても、やはり毎日鍛えてるだけあってびくともしない。
『ねぇ！！荒北！！！離して！』
またむきになって怒鳴ってしまった。
荒北「嫌だ。」
荒北は一層力を込めて抱き締めてくる。
私も荒北も雨に濡れて、冷たい。
でも、抱き締められているせいか、妙に心は熱くて。
ー期待しちゃう。
何でだろう。嬉しいのか、嫌なのか、分からない。けど、今まで抑えてきた涙と、荒北への思いは溢れるばかりで。
荒北「一人で泣いてんじゃねェよ…………
主人公………」
そんな悲しそうに言わないでよ。いつもみたいに、罵ればいい。
『バカじゃないの…』
荒北「ゴメンネ。」
『………っ。ずるいよ……』
ほんとにずるい。こんなときだけ優しくされて謝られたって。どうしていいか分かんないよ。
荒北「主人公は俺が嫌いかもしれないけどさァ………………」
『え？』
嫌いって…………なんで…………
荒北「俺、いつも罵ってばっかりで、こんなこと言っても信じてくれないかもしれないけどォ…
好きだヨ。主人公のこと。」
え…………？
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まいﾀｹ(プロフ) - 荒北さんかっこよすぎです！がんばってください！ (2014年12月19日 17時) (
レス) id: 236e3724dd (このIDを非表示/違反報告)
玻璃 (旧:黒覇)(プロフ) - 麦奈♪さん» コメントありがとうございます！！更新頑張ります(*^-^*) (2014年12月8日 18時) (レス) id: b51c141f51 (このIDを非表示/違反報告)
麦奈♪(プロフ) - すごくよかったです！更新がんばって！ (2014年12月2日 3時) (レス) id: 95c08dc47a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玻璃 | 作成日時：2014年11月19日 21時
