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俺のモノ ページ9

丸一日寝ていたようで、起きると学校に行く時間だった。
ハッとして急いで準備をする。
さすがにシュウさんは起きていたようで隣にはいなかった。

昨日の事を思い出して思わず赤面してしまった。
あんな声が私の声だなんて…
それをシュウさんに聞かれてしまったのだから尚恥ずかしい。

そんなことを考えていると、乱暴に扉が叩かれた。

「わっ、な、なんですか??」

返事をすると扉が開かれることは無いまま声が聞こえた。

スバル「飯!食わねぇとアヤトに食われるぞ!」

スバルくんか。
乱暴だけどデリカシーがあるというか優しさがあるというか、ちょっと見直した。

「うん、ありがとう!すぐ行くね」

ササッと制服を着てリビングの方に向かった。
みんなもう食べ終わったみたいで私の食事だけが残されていた。

レイジ「貴方一体どれだけ眠るつもりですか」

「すみません、私もびっくりです…」

今回ばかりは私もこんなに眠ってしまうとは思ってなかったから返す言葉もなかった。
文字通り死んだように寝てしまっていた…

カナト「…血、吸わせたんですね」

「え、えぇ、まぁ…」

まさか話しかけられると思っていなかったから動揺してしまった。

カナト「君からすごく甘い匂いがします…

シュウだけが独り占めするなんて…
ずるいじゃないですか!!」

急に声を荒らげたかと思うと机にあったフォークを手に振りかざしてきた。
いきなりのことに頭がついていかず、ただ目を瞑るしかなかった。

けれどいつまで経っても痛みは来ない。
恐る恐る目を開けるとシュウさんがカナトくんの手を抑えていた。

カナト「離して下さい」

シュウ「断る。俺のモノに傷付けるな」

まさかシュウさんが動機はどうであれ助けてくれるとは思わずポカーンとしてしまった。
それは兄弟も同じようで、ライトくんに至ってはニヤニヤとしていた。

カナトくんはこれ以上無意味だと悟ったのか舌打ちをしてフォークを机に置いた。

レイジ「全く。うるさいですよ。

それにすぐに出ないと遅刻です。
今すぐ車に乗らないようなら置いていきます。」

レイジさんがそういうとみんなそそくさと車に乗った。
私もシュウさんの腕を引いて車へと向かった。

睡眠欲→←恐怖と快楽



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設定タグ:DIABOLIKLOVERS , 逆巻シュウ , ディアラバ   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:縷僂 | 作成日時:2019年11月18日 23時

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