何故か私はANEWN組に好かれている。 (ページ9)

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#7 ページ9

『ああああああぁぁぁぁぁ』

叫びながら勢いよく起き上がる。
勢いが良すぎて掛け布団が飛んだ。

前に広がる景色は、いつもの私の部屋。

『…え？』

何が起きているか把握出来なくて唖然としていた。

部屋の廊下に出るドアから、ドンドンと何回も叩かれている音がした。

探鉱者「Aー。大丈夫ー？
何叫んでんのー？」

私はすぐにベッドから離れて、ドアを開ける。
まだ眠そうなノートンの肩を掴んで、ぐいぐい揺らす。

『ノートン！！！あんた美智子と本当に結婚したの？！
イライは誰と結婚したの？！
私謝心安に✕✕されたんだけど！！！』

※✕✕はちょめちょめと読んでください。
ここから✕✕というワードが出てきますが特に意味はありません。

探鉱者「は？何言ってんの？
僕誰とも結婚してないんだけど。
もしかして夢でも見てたんじゃない？」

はっとした。
私はようやく、#6は全て夢だったということに気がついた。

探鉱者「てか、白無常に✕✕されたの？
やばくない？………✕✕するのは僕だけでいいのに」

おい！！ボソッとなんか聞こえたぞ！！
あとあんたに✕✕させた記憶ないんだけど！

『ごめん言い方間違えた。✕✕されたんじゃなくて、ロケットチェアに連行された
てかあんたも美智子に✕✕させられてたよ』

オフェ「まじかよノートン！！！
お前美智子に✕✕されたのかよ！！」

この会話が聞こえたのか、私の部屋に近いウィリアムが勢いよく自分の部屋から飛び出してきた。

そしてウィリアムの声が大きくて聞こえたのか、偶然通りすがった美智子が新幹線のように鬼の形相で私たちの方へ向かってきた。

芸者「なんですの？
何を嘘ついてはりますのん？
あたい✕✕した記憶あらへんのやけど」

美智子が素早くウィリアムとノートンを扇子ではたいた。

2人「痛い」

芸者「✕✕するならAはんやなぁ」

えっ、美智子、あんた乙女だよね？？？

オフェ「だよな！美智子、お前もそう思うよな！
俺も早く恋人になりてえ！！」

探鉱者「いや、恋人になるのは僕だから。」

オフェ「えらい強気だな。
でも俺が将来の婚約者になる予定だから！」

探鉱者「それは認めない」

オフェ「認めない事を認めないから」

2人は互いを睨み合う。
その目線にはバチバチというような音が聞こえた気がした。

芸者「喧嘩せんで～」

はー、またいつものが始まったよ…