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Blue.
少々番組は押してしまっているようで、でもそれが、今の俺たちにはありがたかった。だけど、体力はあまり回復できていないらしく、息を切らして、慎太郎に支えてもらっている。
トークの間に体が休まれば、とか思ってたけど、
まだまだ俺たちは若手だから、調整ということで、半分ほど省くことになるらしい。
悔しい部分も勿論あるものの、ジェシーが爪跡を残してくれるだろうからいいや。っていつもは割り切れるんだけどね。
「いける？」
軽くメイクが直された北斗を見る。だいじょーぶ、と力なく笑って、頷いた。ホントかよ…と不安が芽生えるけど、北斗を信じるしかないから。
「次はSixTONESの皆さんでーす！」
いくら心配だとはいえ、北斗ばかりに意識を集中させていてはいけない。司会のアナウンサーさんの声で、集中する。
曲紹介とジェシーの1発ギャグが終わったところで、「スタンバイを」とステージに誘導される。
立ち位置につき、一瞬だけ北斗に目をやる。さっきまでの辛そうな姿はどこへやら、そこにいつもの北斗はいた。ひとり愁眉を開く。
――イヤモニから、イントロが流れた。
沢山の拍手にお辞儀をし、裏にはける。
俺らも息は乱れているけれど、北斗はかなり苦しそうに酸素を求めて大きく体を揺らしていた。無理もないかと、彼に深呼吸を促した。
ジェシーか慎太郎に運んでもらおうかと考えたが、言わずもがなスタッフさんもだけど、ここじゃ他のアーティストさんの目についてしまう。
気が引けつつ、足元がおぼついていない北斗を支えて楽屋へ。
その途中で見るに耐えなくなったであろうジェシーが北斗を負う。最初は頼もしい背中に身を委ねていたけど、不意に目を開けた。
「あんま…、ゆらさないで…っ、……はぁっ、」
「まだ気持ち悪い？ ほんとどうしたの」
歩くスピードを抑えて、廊下を進む。
今回の楽屋にソファはないから、座椅子を数個くっつけて、そこに寝かせた。片手は口元に置かれていた。
「病院、行った方がいいですかね」
北斗の衣装を丁寧にハンガーに掛けながら、マネージャーは心配そうな目つきで北斗を見た。彼は、首を横に振る。
「…帰るっ。休めば、なおるから」
症状としては吐き気だけみたいだから、…大丈夫、なのかな。
もう少し休んでいくということらしいから、マネージャーによろしく言って、各々帰路についた。
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tiroru(プロフ) - ばーん。さん» ありがとうございます。了解です。ゆっくり待っていますのでばーんさんのペースでよろしくお願いします。 (2020年4月12日 12時) (
レス) id: b6a5c69903 (このIDを非表示/違反報告)
ばーん。(プロフ) - tiroruさん» 了解致しました！ お待たせしてしまうかと思います。少々お待ち下さいませ。 (2020年4月12日 1時) (レス) id: 6373f24c9d (このIDを非表示/違反報告)
tiroru(プロフ) - 2編目への移行おめでとうございます。いつも楽しく見ています。リクエストなんですけど、北斗くんが役作りでダイエットをしていて拒食みたいになってしまい、youtubeで食べる企画の時に苦労していまうというのがみたいです。可能であればお願いします。 (2020年4月12日 0時) (レス) id: b6a5c69903 (このIDを非表示/違反報告)
ばーん。(プロフ) - ry_ryさん» 了解致しました！ 全然大丈夫です。ありがとうございます。少々お待ち下さい〜 (2020年4月11日 10時) (レス) id: 6373f24c9d (このIDを非表示/違反報告)
ry_ry(プロフ) - コメント失礼します。いつも楽しく読ませて頂いてます！もし可能でしたら、京本くんが体調不良になってしまって、北斗くんが心配するみたいなのが見たいです（ ; ; ）！出来たらで大丈夫ですので、ご検討お願いします！ (2020年4月11日 1時) (レス) id: 226a24f45a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばーん。 | 作成日時：2020年4月10日 1時
