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アーア


よりにもよって調理実習か


俺は料理が苦手だ

正直出来なくても生きていけるとおもう



憂鬱だ



「大丈夫?葉月」



思いっきり考えていることが顔に出ていたらしく、東雲に心配された



「あー、なんか神影調理実習だけは本当無理なんだよなw」



恭に限っては面白がってんなくそやろう
 


「へぇ…そーなんだ…」


「余計なこと教えんな!バカ恭」


「はいはい、すいませんね-」


俺達はそのまま調理室へと向かった



__



そして授業が始まると、、



「砂糖ってこれ…?」


「ばか!神影それ塩! 塩大量に入れんなぁあぁあ」



 砂糖と塩を間違えて作り直しになったり



「…卵のからはいってんじゃん、神影さん」


「スンマセン…」



てな感じで迷惑をかけまくった



だからこの授業だけはやりたくなかった




「本当、抜け出そっかなァ」


そんなことを呟いたとき、


「一緒にやろっか」と、東雲が俺のもとに来た



流石にそこまで面倒を見てもらうわけにはいかない


 
「…東雲が抜けたらお前の班に迷惑がかかるんじゃない?」



「大丈夫、終わらせてきたから」



…どうやら東雲は料理まで完璧らしい
その才能が欲しいよ



結局俺は東雲に甘えることにした



「次はなにするところ?」



「果物を切りたいけど、包丁の使い方が自信なくてできてないところです…」


「そっか」


そういうと俺の後ろから腕を回し、俺が包丁を握ってる手の上にそっと手を重ねてきた


んンンン!?


「東雲さん…何してるのかな」


「何って…葉月に切り方教えるためにはこれが良いと思って」



こ、これは流石に恥ずかしい


身長差があるから後ろから抱きつかれてるみたいなんですが…



そして女子の目線が痛い


「東雲!俺大丈夫だから!な?

離れて!」



「俺教えるって言ったのに、

それとも…恥ずかしいとか?」



最後の部分だけ、東雲は俺の耳元でまるでからかっているかのようにささやいた



「ッな!?」


恥ずかしさと、女子の目線の怖さと、驚きで思わず突き放してしまう



くそ…イケメンめ



「東雲が思っているより俺、り、料理できるから、ほら!」



俺は勢いで果物を切って見せた


が、案の定指を切ってしまった


今はじめて、料理できてれば良かったと思ったな…


「やば…」


中々血が止まらない


「葉月…、

先生、俺達保健室いってきます」


「ちょ、良いって!」


結局俺は強制的に保健室へと連れていかれた

8→←6



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鬼姫海咲 - しゅきぃ…(( (2019年4月25日 15時) (レス) id: 5b9b2060aa (このIDを非表示/違反報告)
レス - 俺も男子高だけど、こういう展開が少ねェ……(腐男子でっス、失礼しました〜) (2018年12月11日 14時) (レス) id: e7bd5eb28a (このIDを非表示/違反報告)
夜璃咲 - 更新頑張ってください! (2018年1月2日 16時) (レス) id: ec1e996b73 (このIDを非表示/違反報告)
月姫 - ごちそうさまです!にやけが止まらない (2017年10月2日 15時) (レス) id: c82318aefb (このIDを非表示/違反報告)
さく - 腐には美味しい展開ww (2017年9月26日 17時) (レス) id: ffc28e1826 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年8月19日 12時

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