うちの生徒会長さん。 (ページ9)

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？「会長さん、」

近くで聞いたことある声がした。

「 ..あ、橋本くん。」

..今年同じなんだ、クラス。橋本くん。

涼「お、覚えててくれたんだ。
クラス表見に行ったら会長さんと同じクラスでさ。」

なんて嬉しそうにニコニコしながら彼は言う。

涼「男子って少ないから好きな席に座れるんだよね？

..隣いいかな、」

と私の隣の机をそっとぽんぽんと叩きながら

彼は聞いてきた。

「うん、いいよ」

私がそう言うと、彼は隣の席へすぐさま座った。

涼「まさかこうしてまた、
俺のバイト先以外で会えるなんてね」

「ね、ほんとだね」

涼「学校でも話そうよ、俺、会長さんのこと、
もっと知りたいしさ」

「そうだね。私も
もっと橋本くんのこと知れるのかな、」

なんて私たちがゆるーい会話をしていたら

＊「え、何あのイケメン！今年同じクラスなの？」

＊「しかも会長さんの隣の席行ったよ！」

＊「知り合いなのかな？」

＊「でもでも、美男美女でお似合いじゃない？！」

＊「ほんとだ～、エモエモじゃん！」

キャーキャー言いながら喋る女子生徒たち。

私たちはそれに対してお互いに自覚がないのか

小さくだけど、おかしくて笑い合ってしまった。

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