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「 え..と、あなたは.. ? 」
少し困惑していると、自己紹介をしてくれた。
涼 「 やっぱ違うクラスだから分かんないか(笑)
んー、俺は2年E組だった橋本涼です。同じ高校の。
会長さんにこんなところで会えるなんて、偶然だな.. 」
彼は少し嬉しそうにそう言った。
「 ..そうですね、すみません。
じゃあ私も。生徒会長になった2年A組の新美Aです。
改めて、よろしくお願いします。 」
生徒を覚えきれなかったことに少し反省し、
改めて私も彼に自己紹介した。
涼 「 ..あ、バイトは生徒指導の先生から
許可貰ってるから大丈夫だよ。 」
優しい顔で淡々と話す彼が、私には少し眩しかった。
「 ..そうなんですね。 」
涼 「 ..ん、というか、会長さん、
敬語なしでいいよ? 俺らタメなんだから。 」
「 ..慣れたらそうします(笑) 」
自然と笑みがこぼれた。
男子生徒と話すのいつぶりだろうか。
目の前にいる彼は、
気さくなんだなっていうのが第一印象だった。
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作者名:まゆ | 作成日時:2021年2月10日 19時