Ice에서cream. (ページ31)

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「今日って作曲家さんが来る日だよね？」

「そうだね～」

歩いて宿舎から会社へ向かっている途中、スンミンがそんな話を持ち出した。
それにハニが返事をすれば僕は空に向けていた目を二人に向ける。

「有名な人なのかな？いい曲になるといいね」

作曲家の人が決まってからは驚くほどすぐ話が進んで
2日しかたっていないけどもう今日からうちの会社で働くらしい。

素敵な曲を作ってもらって早くカムバしたい。
STAYのみんなに早く音楽を届けたい。

心の中でわくわくしながら会社へ着くと同時に
チャニヒョンからグループトークが届き各々スマホを開いた。

『13時から練習だったけど少し会議室に来てもらうことになったからみんな会議室２に集合してね』

僕達はちょうど到着するように最後に宿舎を出た組だけど、ヒョンたちは先に出ていたからきっとみんなもう会社にいて、マネージャーヌナか誰かに会議室に来てと言われて伝えてくれたのだろう。

「だってさ、ぴったりついたしこのまま会議室いこっか～」

トークをみんなが見たことをわかったうえでハニはスマホを閉じながらそう言った。
スンミンと僕はその提案に頷けばそのまま会議室へ向かうためエレベーターのボタンを押す。

１階に到着したエレベーターに僕は一番に乗り込んで一番奥の端へ行く。
スンミンとハンも真ん中のほうへ乗り込めばハニが何か面白いことを思い出したようにニヤニヤしながら口を開いた。

「そういえば昨日リノヒョンがさ、日本でしか売ってないプリンをネットで注文したらしいんだけど間違って300個届いたって言ってて～…」

目を細くしてけらけら笑うハニに僕は呆れた顔で聞き返す。

「は？どうやったらそう間違えるわけ？」

「30個買おうとして30個頼んだら1個で10セットだったらしい」

それでもげらげら笑い続けるハニに僕はハッと鼻で笑ってスマホでチラッと時刻を確認する。特に用もなく確認しただけなのでまたすぐズボンのポケットへしまった。

リノヒョンってどこか抜けてるんだよな…プリン少し分けてもらおっと。