検索窓
今日:8 hit、昨日:3 hit、合計:40,985 hit

ページ4

私は作曲家だ。



7、8年前から私はJYP専属で作曲をはじめた。

2年ほど一生懸命働けばたくさん成績も残し、代表にすごく気に入ってもらえて褒めてもらった。
JYPの所属アイドルの作曲者の欄に毎回のように名前が載るほど私が作った曲ばかりが並び、少しずつ有名になっていく私の名前は別の大手事務所の偉い人の目に留まったらしく『うちのアイドルにも楽曲を提供してほしい』と誘いが来た。

私は仕事に情熱的で、努力を惜しまない。
昔から知っていた事務所だったしそこでも自分が通用するのか気になって代表に相談をした。


『私はやってみたいです。』

『僕はAの夢を応援する。君を失うのは怖いけど、君が作ってくれたものを崩さないように努力するよ』

『裏切り者だと思いますか?』

『そんなこと思うはずがないよ。だけど、いつか絶対帰ってきてほしい。Aの居場所はここにあるから』

『…本当にありがとうございます。』


なんてことがあったっけ
代表はすごく優しくていつも穏やかで私に笑いかけてくれた。

昔からすごく耳がよくて、音楽のことしか頭になく人付き合いも苦手で
自分の感情を表情に出せずよく人から嫌われていた私にもすごく優しくしてくれて
私の夢をこうして応援してくれた

私に初めて居場所をくれた人。



そんな代表のおかげでほかの事務所でも2年ほど働き沢山曲をヒットさせることができた。
(まぁ、人間関係はうまくいかなかったけれど)








「うわぁ…立派になって…」

朝早く起きてカフェに寄った私は、アメリカーノを飲みながら音楽を聞いて会社に到着した。
目の前に聳え立つ大きなビルを見上げると上のほうに『JYP』と書かれている。



そう、今日
私は帰ってきたのだ。

JYP entertainment(私の居場所)』に



前働いていた時は別の場所に会社があったので新しくなってからは初めての訪問だ。
大きく綺麗になった会社に少し感動しながら足を踏み入れた。

バケットハットを被ってマスクをしているせいか、アイドルと勘違いされてしまい危うくアイドル側の対応を進められそうになったので『代表と話し合いがある』と伝え、関係者である証明をした。会議室の場所を聞くとすぐにその部屋に向かう。
会議室に着くと10人くらい座れる席があり『もっと小さな部屋でよかったのに』と思った。

代表が来るまで椅子に座って待っておこう。

3→←1



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (73 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
431人がお気に入り
設定タグ:straykids , スキズ , ヒョンジン   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

belle(プロフ) - 初めまして!とても素敵な作品で一気読みしてしまいました!続き楽しみにしています♪ (7月17日 12時) (レス) @page34 id: a2ba23688b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:カミ | 作成日時:2023年5月9日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。