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さて、終わるとわかったのなら逃げるとするか。
立ち上がろうと足に力を入れた、が。
「……チッ」
『捕縛』を使った奴がいるな？おかげでこの場から動けない。
あぁ…クリスマスが、私の命日か。
乾いた笑いを零しながら、雪合戦を眺めた。
しばらくして、決着がついた。
勝ったのは、
gr「おっしゃあッ!!!!」
グルッペンだった。
「……」
もうなんか…どうでもよくなった。
悔しがっている自分以外の人達の横を通って、グルッペンはこちらに歩み寄る。
gr「『解除』」
貴 様 か 俺 に 『 捕 縛 』 を 使 っ た の は
やっと自由になった体を擦りながら、立ち上がる。
「で？優勝者のグルッペンはいったい私に何をしたいんだい？」
無理矢理笑顔を作って、グルッペンに聞く。
gr「…なら、俺と手を繋いでくれ」
「だろうと思ったよ。私のハジメテはお前か…………って、え…？」
すっごい純粋な単語が聞こえた気がしたけど。
「す、すまん。もっかい言って」
gr「俺と手を繋いでくれ」
やっぱ聞き間違いじゃ無かった!!え、嘘!!
「マジで言ってる？」
gr「大マジ。ダメか？」
悲しそうな瞳で私を見ないで。胸が痛くなる。
「…それなら、いいけど…」
tn「意外やったわ…」
sha「グルッペンやったらもっといかがわしいことかと思った」
「それな」
gr「お前らから俺はどんな風に映ってるんや」
まぁ、そこまでヤバイご褒美じゃなかったからこっちも安心した。
「ほれ」
手を出すが、グルッペンはなかなか私の手を取ってくれない。
「ん、どうした？まさか女の手を握るのに慣れてな「ご褒美ヤバイやつに変えてもええんやで」すみません」
gr「今、繋ぎたくないだけや」
視線を逸らしながらそう言ったグルッペン。
「じゃあいつならいいのさ」
gr「夜」
「え、やっぱそっち系？」
gr「ちゃうわバカ」
「酷くない？」
本人が否定してるんだから疑わないが…。
gr「19時に、迎えに行く」
「う、うん？」
os「Aちゃん、気をつけてな。グルッペンあぁ見えてむっつりやから…」
gr「聞こえてるんだが？」
一度要塞に戻り、そこで夜になるまで待った。
gr「ではA。行こうか」
黒いコートに身を包んだグルッペンが私の部屋を開けるなりそう言った。
「あ、待って」
急いで生成した白いコートを羽織り、パーカーを被ってグルッペンに付いていく。
移動中、すれ違った仲間達に同情の目を向けられたのが辛かった。
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名月 - 亜業ｻﾝさん» 同じ青森出身、というだけでめちゃくちゃ嬉しいです！！更新、頑張りますね！！！ (2019年8月4日 17時) (
レス) id: 4c76c89200 (このIDを非表示/違反報告)
亜業ｻﾝ(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます!貴方の作品はとても面白いので次の更新が待ち遠しいです!同じ青森出身なので頑張ってください! (2019年8月4日 14時) (レス) id: a37714ed05 (このIDを非表示/違反報告)
名月 - ここさん» ありがとうございます！！番外の方も期待していてください！！ (2019年7月26日 20時) (レス) id: 4c76c89200 (このIDを非表示/違反報告)
ここ - 最高すぎ、更新楽しみやわ。 待っとるでww (2019年7月24日 1時) (レス) id: fb4821fb61 (このIDを非表示/違反報告)
名月 - (名前)ワンザさん» 嬉しいです…！！ (2019年7月22日 20時) (レス) id: 4c76c89200 (このIDを非表示/違反報告)
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