告白に願う ページ46
Aside
「うらたん…」
舞台裏にいるうらたんが此方に向かって叫んだ
消えないって…
そう、言った…。
「っ…消えるよ。だって人間忘れる生き物だもんっ…!」
誰しも記憶は忘れてく
永遠に覚えているなんて無理な話だよ。
たとえ約束したとしても、たとえそれが大事な人だったとしても、人は老いていくうちにその記憶は薄れていく…
なにも残らない…
うらた「そうかもしれないっ!でもっ!俺は覚えてる!忘れないっ!」
「だからっ!私はっ…」
うらた「好きだ!」
「えっ…?」
うらた「好きだ!Aっ!!」
突然の言葉に唖然とする
会場内も一瞬静寂に包まれたかと思ったら一斉に黄色い歓声が上がる
うらた「A、お前に初めて会ったとき俺はAに恋をした。
初めてで最初はなんだか分からなかったけどAと接するうちにAが好きなんだって気づいた。でも、Aは坂田の彼女で、俺はAの男友達で、それはずっと変わらなかった。坂田とAが幸せなら俺は嬉しい、けどその中でAを諦めきれない俺がいた。」
うらたんがずっと想っていた。
私のことを…?
そんな…私、自分のことばかり…うらたんが私のことで悩んでたなんて気づけなかった。私ばかり悩んで相談して…助けられて…
私は……
うらた「だから振ってくれ!」
何も出来なかった…
「うらたん…」
なら…
今出来ることを…!
うらた「A、好きでした!」
「っ…もうなんなの…?大好きだよ、うらたんっ!!けど…ごめんなさいっ」
後悔させないように…
それが私のやってあげられることだから…
うらた「知ってた…!(ニコッ」
ありがとう…
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曇莵鍍 - 蒼風さん» ありがとうございます!そんなふうに思ってくれると嬉しいです。なるべく長く書けるように頑張ります(o⌒∇⌒o) (2015年11月6日 19時) (レス) id: 0585394fec (このIDを非表示/違反報告)
蒼風(プロフ) - 初めましてこの小説を読んで涙が止まりませでした!応援してますのでこの小説を続けて行ってください! (2015年11月3日 12時) (レス) id: e1f9736da4 (このIDを非表示/違反報告)
曇莵鍍 - しゅーぽんさん» ありがとうございます!そう言っていただけると嬉しいっス!多分あと少しで終わると思いますがこれからもよろしくお願いします (2015年9月22日 7時) (レス) id: 0585394fec (このIDを非表示/違反報告)
しゅーぽん(プロフ) - めっちゃ泣けます(;;)続き気になります!!更新ふぁいとです!!! (2015年9月21日 23時) (レス) id: 1546997de7 (このIDを非表示/違反報告)
曇莵鍍 - なな@坂田家さん» ありがとうございます!頑張って更新したいと思います。(*^^*) (2015年7月3日 23時) (レス) id: ef36221293 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:曇莵鍍 | 作成日時:2015年5月16日 9時