【浦島坂田船】君との時間を願います

『しわ』に願う ページ39

曲が流れる





坂田「愛する人ととともに過ごしてどれくらいの時が経ったんでしょう？」




僕がAに初めて出会った日




『はじめまして!れみで歌い手してます。凉鵺Aです』ニコッ


僕が告白した日




坂田『好きです!付き合ってください!!』




坂田「擦りきれた時代は遠ざかあって
人を愛せないと思ってたけどノック君がドアをこじ開けたんだってこと気づいてるのー?」



坂田「Remember ーしわが一つずつ増えてーくー明日のこと考えるの楽しくなってもう」



『なにそれww憂樹おかしいww』


坂田『あははっちょ、お腹痛いww』



『明日はいよいよデートだね♪』


坂田『楽しみで寝られなーい♪』


『『ふっ、あはは』』



坂田「しわが一つ増えるたびに昨日よりも幸せそうな君に会えるから現状維持で行こう」



『また、行こうね！』



坂田「愛した人と年を重ねてどれくらいの時が経ったんでしょう？」


『もう付き合って3年かー』ﾆｺﾘ

坂田『だね？』ニコッ



坂「どっちかが果てる時は笑顔で二人の約束覚えてる？」


『隠し事は無し！お互い助け合おう！１日一回は愛してる!』



坂田『あとは..』


『『笑顔』』




ここで曲が止む



僕はポケットから指輪の入った箱を出して膝をつく



いつの間にか涙を流しているA




坂田「結婚しよう」



続きの歌詞と同じ言葉で言う


「...っ、ゆう、き...」



坂田「なに?」


「うれしい....でも、ごめんなさい」




わかってる

わかってたけどやっぱり辛い...


周りもびっくりしてる


坂田「A、一ついい?」

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