【ＯＮＥＰＩＥＣＥ】届けたいオモイ (ページ19)

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所変わって、ここは白ひげ海賊団、モビーディック号の甲板

約２週間前くらいに新しく入った茶髪の、ふわふわカールの髪を持つ女、ネオは背後からマルコに抱きしめられて大人しくしていた

この二人のイチャイチャぶりは、既に白ひげ海賊団公認の日課となっていた

今日も今日とて人の目も憚らないイチャイチャぶりは健在のようだ

そんな平穏(に見える)日常に、急遽警報が鳴り響いた

「海賊船だー！」

戦闘か？

誰もがそう思って身構えた

「あ、赤髪だー！！」

海賊旗がはっきり見えたのか、見張りは慌てたようにそう言った

「ネオ、こっちだよぃ」

「う、うん」

マルコはネオの安全を確保するために部屋の中へと案内しようとした

しかし、思惑通りには進まなかった

到着が早すぎたのだ

シャンクスの、ではなく、シャンクスの『覇気』の到着が

戦闘要員でもないネオが覇気を、ましてや四皇クラスのものを浴びて平然と出来るわけがない

呆気なく、マルコの腕の中で崩れた

「・・・ちっ」

舌打ちをひとつしたマルコは、ネオをそっと抱きかかえた

それと同時に、シャンクスが甲板に上がりこんできた

　

　

「突然失礼！

なぁに、危害を加えるつもりはないさ」

　

　

　

　

　

　

　

　

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