【ＯＮＥＰＩＥＣＥ】届けたいオモイ (ページ11)

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「・・・おい、ネオ・・・

お前、すげぇ奴に守られてきたんだな？」

「・・・はい

Aちゃんはとっても強くて、優しくて、素敵な人なんです

・・・あんなことがなければ、彼女は今、誰もが見惚れる美人さんになっていたはずなのに・・・」

「・・・あんなこと？」

「あ、なんでもないです！」

甲板で響く打撃音

それの原因を、そこにいる皆は固唾を呑んで見守っていた

　

　

　

「・・・必死だな？随分と」

「そりゃあ、愛したい女を賭けているってぇのに、引いたら男じゃねぇよぃ」

「・・・おもしろいな

・・・よし、一時中断だ

私から提案がある」

Aはそう言って攻撃をやめた

そこにブレーキの利かなかったマルコが突っ込んでいってぶつかってしまったが、平然とした顔で話し出した

「私のこの鉄棒は、【澄鉛】という」

「澄鉛・・・？！」

「なんだよぃ、ビスタ

知ってんのかよぃ」

「ああ、大分マイナーだが銘刀だ

知られていないのは、姿が刀に見えないというのと扱うことの出来る使い手がいなかったからだと聞いた」

「よく知ってるな、その通りだ

・・・そして、私はこの澄鉛の『鞘』を抜いたことが一度しかない」

つまり、とAは続ける

「お前の必勝条件は、私にこの『鞘』を抜かせることだ」

「本気を出させろってことかよぃ」

「私に本気を出させたらお前、大したものだよ

だって、今まで本気を出したのは・・・」

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

四皇、赤髪のシャンクス

ただ一人だから・・・

　

　

　

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