【ＯＮＥＰＩＥＣＥ】届けたいオモイ (ページ2)

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本日未明、男顔負けの筋肉質な体格の良い女と、いかにもお姫様といった体の華奢な女がモビーディック号に乱入してきた

体格の良いほうは白髪のショートカットをしているが、顔立ちから想定してきっと２０歳前後と想定できる

Ｔシャツにスキニージーンズを穿いていても分かる筋肉質な体

肩にはなぜか、とても重そうな鉄棒に大きな円柱型の重りをつけたものを背負っている

華奢な方は、少し童顔なようで、見た目的には１５，６くらいだが実際の年齢は不明

ふわりとした足の先まで隠れる長いロングワンピースに、腰に下手な刺繍の施されたショートエプロンを巻いている

いかにも何処にでもいるような町娘といった体の女の子だった

そんな一般市民(いや、片方は一般市民といっても良いのかと思うほどに厳ついが・・・)がなぜこのモビーディック号にいるのだろう？

そもそもパイナップルとはなんだ？

いや、ある程度想像はできるが・・・(しかし笑ってしまうと命の危険に晒される)

そんなことを考えていると、いきなり白髪の女の方が声を上げた

「いた！パイナップル！」

その女が視線を向けた先は、予想通りにマルコ一番隊隊長だった

あ、だめだ、笑ってはいかん、笑っては・・・(既に笑いを堪え切れていないものもいるが、マルコ隊長の鉄槌が下された)

「・・・俺に何の用だよぃ？」

不機嫌丸出しで女に聞くマルコ隊長

「私は用はないが？」

その言葉に、そこにいる人員のある程度の人数がずっこけたのは言うまでもないだろう

しかし、女の方はそうでもなかったようで、ただ・・・と言葉を続けた

「お前さんのほうも私に見覚えはないだろうが・・・

この子にだったらあるだろう？」

そう言って、女は自分の高い身長に隠されていたもう一人の華奢な女の方を前に出した

瞬間、マルコ隊長の顔が強張った・・・気がした

　

　

　

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