歪 (JW 赤×青) (ページ47)

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Junta

黄「…流星、最近夜ちゃんと寝れてる？」

「…ん、大丈夫」

流星が大丈夫って言う時は、あまり大丈夫じゃないことが多い。

これは長年一緒にやったきたメンバー全員が知ってること。

しげのことが心配で眠れてないなら、寧ろ一度会った方がいいんかもしれへん。

…もちろん流星がよければ、やけど。

1度、聞いてみようか。

黄「…無理せんとなんかあったら頼ってな？」

「…ん、ありがとう」

黄「………なあ流星、嫌やったら答えんでいいねんけど、…しげに会いたい？」

そう尋ねてから何秒間か答えを迷っているような時間が流れた。

聞かん方がよかったかなと思い、答えんでええよって伝えようと思った時、

「…いつかは、会いたいかな。………しげのこと、嫌いになった訳じゃないから」

その言葉に泣きそうになってしまう。

流星の中でたくさん葛藤して悩んでるんやろうけど、そう思ってくれてることは素直に嬉しかった。

今のしげなら、もう流星のことを傷つけるようなことはないような気がしていたから。

黄「…そうか、また流星がタイミングを決めた時にみんなで会おう」

「…ん、みんながいてくれた方が安心できるから、その方が嬉しい」

黄「焦らせてるわけでも強制させてるわけでもないから、流星は自分の気持ちを1番に考えてな？」

「ふふ、ありがとう淳太。…優しいな」

流星の柔らかい笑い声を久しぶりに聞けて、ほっと安心した。

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