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Ryusei
望が泊まりに来た翌日の夜。
マネージャーから電話がかかってきた。
《未だに重岡さんが見つかっていません…。重岡さんが行きそうな場所はもう全て探しに行ったのですが……。》
全く手がかりもないらしい。
《話すのは辛いと思いますが、他に何処か思い当たるところはありませんか？》
でももう思いついたところは話したし探してくれているはず。
…………あ、あの海。
「……あと１個だけ思いつくとこある。すごい遠いから探しに行くの大変やし、行くとは思えへんけど……」
《ありがとうございます。探しに行ってみます！》
俺からも感謝の気持ちを伝えて電話を切った。
メンバーもしげの家族もできる限りの範囲で探してくれてるけど、まだ見つかってない。
あれ以来必死になって探してくれてるマネージャーに感謝の気持ちでいっぱいになった。
早く見つかって欲しい……。
自分で動いて探しに行けるように、早く身体を治すのと、気持ちの整理をしないといけないなと思いながらその日は眠りについた。
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作者名：流優
| 作成日時：2021年7月22日 14時
