赤と青 ページ16
結果的に、誰１人として除籍処分されることはなかった。緑谷も私も最悪の事態から免れた。
いや、この場合相澤先生のに踊らされていたのだ。全員を本気にされるための「合理的虚偽」だそう。流石に殺意わいたわ。
緑谷も結局は最下位だったのだが、二回目ハンドボール投げで700メートル越えを果たした。
全種目が終わり、片付けを始めると、鶴丸がやっ
てきた。
「やぁやぁ、どうだったか」
『どこに行ってたの？』
「ちょっとな…なぁ、ゆづ」
『ん？』
「あーいや、なんでもない。」
鶴丸は相澤先生ににらまれながらいそいそと白い粉の線を引く道具(名前知らない)を片付けている。
気がかりはあるが、特に追及することはせず、その場に流してやった。鶴丸だって言いたくないことの１つや２つあるだろうよ。
そして、ちなみのちなみーに、彼ら刀剣男士も私の真名を知っていて、名前で呼ぶこともないわけではなかった。
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下校時刻がきて、下駄箱から靴を取り出すと、麗日が来た。一緒に帰るお誘いをしてくれたので、勿論承諾する。でも二人で帰るわけでもないらしく、緑谷と飯田くんが一緒だった。
男子とはあまり接点がなかったし、今朝の件があって遠目にみられてる気がする。気が休まらないが、まぁこれから壁を壊していこう。
4人で門を出ると、懐かしい声が聞こえてきた。
「ある…、ゆづき！！」
「ゆづちゃん！」
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「きよ、みつ……やすさだ…。え、清光！？安定！？」
彼らに向かい走り出すと、二人はばっと手を広げた。その胸に飛び込むと懐かしい匂いがふんわりと広がった。
１度離れ、二人の顔を見た。制服がよく似合っている。
『ど、どうして…』
「鶴丸が教えてくれた。ちなみに俺らB組ね」
「ほら、A組は入学式いなかったでしょ」
『そっ…………………かぁ〜！』
へなへなと座り込みそうになったが、安定が支えてくれた。
「俺らはこれから用事あるから、寂しいけど…また明日。で、これ連絡先。鶴丸のも。」
『あ、ありがとう。』
私たちは右、清光たちは左の道を歩き、帰路に着いた。
「刀守くん、彼らはもしやＢ組か？」
『そうよ、昔馴染みでね。』
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家につき鶴丸にメールを送れば、[どうだ、驚いただろ］っと返ってきた。
『あぁ、してやられたわ。』
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蹄谷 - ゆさん» 参考にさせていただきますね！これからも応援よろしくお願い致します！ (2019年2月10日 18時) (
レス) id: f318d06be3 (このIDを非表示/違反報告)
蹄谷 - 百ねこ@(´・ω・｀)さん» 参考にさせていただきます！ (2019年2月10日 18時) (レス) id: f318d06be3 (このIDを非表示/違反報告)
蹄谷 - 桜龍さん» ありがとうございます、参考にさせていただきますね！ (2019年2月10日 18時) (レス) id: f318d06be3 (このIDを非表示/違反報告)
蹄谷 - 失格人間さん» 参考にさせていただきます。コメントありがとうございました。 (2019年2月10日 18時) (レス) id: f318d06be3 (このIDを非表示/違反報告)
蹄谷 - kiaraさん» 参考にさせていただきますね！ (2019年2月10日 18時) (レス) id: f318d06be3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蹄谷 | 作成日時：2018年12月30日 12時
