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会長と演技 ページ10

「最近ご機嫌ですね。」

横から副会長から声をかけられる。
「何かいい事でもあったんですか?」

うちの副会長は勘がいい。でもバレるわけにはいかない。だって…

「そう?そんな事ないわ。」

クールな会長を演じてるから!(2回目)

「ふーん。あ、会長。私、会長に頼みたいことがあるんです…。会長にしか頼めなくて…」

「え、ええ。何かしら?」

「バイトの手伝いをして欲しいんです!姉が店長で、店員が3人ほど風邪で休んでて…人手が足りてないんです!!」

え、えええ??バイトはもうしてるし…掛け持ちは厳しい…

「掛け持ち大丈夫です!短期間なんです!たった1週間!お願いします!!」

副会長は私の手を取り、目をキラキラさせながらお願いしてきた。
ここまできたら断るわけにはいかなかった。
「うん、分かったわ。」
若干押され気味で承諾した。



バイトの内容を聞いとけばよかった。
人生でこんなに後悔したことは18年生きてきてなかった。

さいっあく!!

「お帰りなさいませ!お嬢様!」

ネコミミ
ツンデレ
デレデレ


メイド…

バイトはメイド喫茶だった。中に入るなり、スタッフルームへと押し込まれた。
「これ!着てください!そして、接客!!お願いします!!」
副会長の言葉はあまりにも唐突すぎて、私の頭はついて行けいなかった。
でも、頷くしかなくて、しぶしぶ着慣れないメイド服を着て接客。

カランコロン
「あ、いらっしゃ、違った。お帰りなさいませ。ご主人様………!?!?」

ああ、今ほど死にたいと思ったことはない。

「来ちゃった!」
目の前には玲斗兄と、キヨさん。

「いってらっしゃいませえ!!!」

「来た客押し返すとかAはひどいやつやな!」

こんな恥ずかしい姿、キヨさんに見せれるわけない!(玲斗兄はもういい。)

_______________
gdgdですいません(汗)

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作者名:お疲れアリス | 作成日時:2017年1月28日 16時

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