会長と演技 ページ10
「最近ご機嫌ですね。」
横から副会長から声をかけられる。
「何かいい事でもあったんですか?」
うちの副会長は勘がいい。でもバレるわけにはいかない。だって…
「そう?そんな事ないわ。」
クールな会長を演じてるから!(2回目)
「ふーん。あ、会長。私、会長に頼みたいことがあるんです…。会長にしか頼めなくて…」
「え、ええ。何かしら?」
「バイトの手伝いをして欲しいんです!姉が店長で、店員が3人ほど風邪で休んでて…人手が足りてないんです!!」
え、えええ??バイトはもうしてるし…掛け持ちは厳しい…
「掛け持ち大丈夫です!短期間なんです!たった1週間!お願いします!!」
副会長は私の手を取り、目をキラキラさせながらお願いしてきた。
ここまできたら断るわけにはいかなかった。
「うん、分かったわ。」
若干押され気味で承諾した。
*
バイトの内容を聞いとけばよかった。
人生でこんなに後悔したことは18年生きてきてなかった。
さいっあく!!
「お帰りなさいませ!お嬢様!」
ネコミミ
ツンデレ
デレデレ
メイド…
バイトはメイド喫茶だった。中に入るなり、スタッフルームへと押し込まれた。
「これ!着てください!そして、接客!!お願いします!!」
副会長の言葉はあまりにも唐突すぎて、私の頭はついて行けいなかった。
でも、頷くしかなくて、しぶしぶ着慣れないメイド服を着て接客。
カランコロン
「あ、いらっしゃ、違った。お帰りなさいませ。ご主人様………!?!?」
ああ、今ほど死にたいと思ったことはない。
「来ちゃった!」
目の前には玲斗兄と、キヨさん。
「いってらっしゃいませえ!!!」
「来た客押し返すとかAはひどいやつやな!」
こんな恥ずかしい姿、キヨさんに見せれるわけない!(玲斗兄はもういい。)
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gdgdですいません(汗)
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作者名:お疲れアリス | 作成日時:2017年1月28日 16時