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十一疋目 ページ12

谷 「よくもナオミを傷付けたね…っ!異能力……細雪!」



(このままじゃヤバい…っ!)



『一葉ちゃん、逃げてっ!!!』



樋 「……この季節に雪?」



(っ…ヤバい、一葉ちゃんが……!)



谷 「敦君…奥に下がっているんだ…」



敦 「…えっ?」



谷 「此奴は僕が……コ ロすっ!」



樋 「くっ……!」



バババババッ



『姿が…消えた……!?』



樋「っ…何っ!?」



谷 「僕の細雪は、雪の降る空間全てをスクリーンに変える…」



樋 「なんだと?」



谷 「僕の姿の上に背後の風景を上書きした…もうお前達に僕の姿は見えないっ!」



樋 「姿は見えずとも弾は当たるっ!!!」



バババババッ



谷 「………大ハズレ」



樋 「ガハッ…グッ……アアアッ………」



『っ…!異能力……禽獣っ!!!』



すかさず虎の能力を借りて一葉ちゃんを助けた

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作者名:中原美也 | 作成日時:2018年4月22日 22時

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