ー 少女とモニタリング【0.1gの誤算】 �供 � ページ26
「わ、キムチだ」
「好きですよね？」
「うん、大好き―」
「こっち、どーぞー」
神崎がAを手招きする。
「Danke〜」
神崎の隣に座る。
「わ、良い匂いする」
「え、そうかな？」
自分の服の襟を触る。
「シャンプーかな？」
「変えたんスか？」
「え、ううん。昨日お泊りだったから」
「動画撮ったんスか？」
「うーん･･･動画抜きの夜通しゲームみたいな？」
「楽しそーですね」
「楽しかった」
「負けなしですか？」
「シューティングだけはみんなのを見てた」
「「あー」」
「あ、あのー」
「はい？」
「何かやってられるんですか？」
「動画って…」
「彼氏と友達が実況者で」
「「あーぁ」」
「あ、見るタイプ？」
「「見ます見ます」」
「あ、ゆぅさん」
「ん？」
「今度の集まりなんスけど」
「うん、どうしたの？」
「ご飯…って」
「あぁ、どうする？」
「お昼食べてからでもいいし、夜食べながらってもあるし」
「連絡してみようか、一応」
「あ、はい。お願いします」
「ja」
「わー皆 返事速い」
「夜食べながらが多いね…」
「楽器とかどーします？」
「あ、一応ねレストラン貸し切りにしよーかって話だから、隣の部屋に置けばいいかなーって」
「「あぁ」」
貸し切り！？
どっかのお嬢様！？
常識の集まりと違う！！
楽器ってなんや！！？ミュージシャンか！？
「あ、あの話聞いてても大丈夫なんですか？俺たち」
「え？うん、大丈夫だと思うけど…」
「えっと…ご関係って？」
「「「先輩と後輩」」」
「先輩？」
神崎と眞崎を指さす。
「あー逆ね」
「え、先輩？」
「うん、先輩」
「お若いですよね？」
「まー成人じゃないしね」
「「！？」」
マジか！！
20じゃないん！？
越えてないのに先輩って！！
芸能人なんか！？
「凄いですね…」
「俺らの中じゃ、ふつーなんだけどな」
「たしかに」
「先輩っつっても…もっと上が居るからね」
「「あぁ」」
「？」
「ハー君とか、ガッ君とか」
「いやーもう、俺らからしたら上過ぎてもぅ…」
「頑張れー応援するから」
「マジっすか！？」
「Ｊａ〜」
「え、モニタリング？」
「あ、俺 ナチュラルっ」 バッ
両手で顔を隠す。
「えぇー大丈夫ですって！」
「可愛いッスもん」
「俺らなんてノーメイクっすよ」
「ノーメイクでもカッコイイじゃーん」
「「////」」
二人同時に照れる。
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作者名：悠錵830 | 作成日時：2018年8月3日 22時
