【2j3j】脱陰キャ計画...？【愛され】

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雅 side

さて、ここからどうしたものか．．．

目の前には俯く学内アイドルたち。

そしてそれを私から守るように囲う女子生徒。

せっかくできた友達を無くすのは少しばかり寂しいけど

私には沙友理がいるし、きっと沙友理なら噂がなんであれ私を信じてくれるというだろう。

私は沙友理に対して絶対的な信頼を置いている。

だが、女子生徒が囲んでいるのは学内アイドルであると同時に

私の席も囲われているのだ。

こんな時にガクか刀也がいてくれれば．．．

先生「お前らー！もうそろそろ自分の席戻れー」

先生の注意によって女子生徒＋不破さん、三枝さんも戻っていった。

まぁ、葛葉さんと叶さんは同じクラスでしかも応援席は

横並びでかなり近い。

私｜沙友理｜叶さん｜葛葉さん の順番だから一応１席は空いてるものの気まずい。

借り物競争で借りられるというイレギュラーを乗り越えた次に待っていたのは

これまた大変なイレギュラー。

朝に飲んだ痛み止めも効果がなくなってきていて頭が痛い。

このまま立ってるのも辛いし取り敢えず自分の席に座る他無い。

あんなことがあった後なのだから当たり前に

声はかけないし声はかけられないと思っていたが葛葉が話しかけてきた。

葛「A、放課後バイトしてたよな」

雅「なんの話かわかんないけど火曜はカフェの定休日だからしてない」

葛「それ以外の日は」

葛葉がなぜそんなにも私のシフトを知りたいのかわかんないけど

あんなことがあった手前変に答えなければ疑いがより一層深くなるだろう。

雅「平日は火曜以外毎日。第1、第3、第4週は土曜が休みで」
　「第2、第5は日曜が休み。それ以外は働いてる」

叶「．．．なんでそんな事聞くのか、聞かないんだね」

これ以上話すと余計な疑いが増えそうなので静かに競技に集中する。

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