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無事誰にも会うことは無く特別棟に着き、沙友理とおかずを交換したり

the青春の時を過ごしたわけだが、お昼ごはんを食べ終えたということは

午後の部が始まるのだ...あぁ、、リレーは特に気が重い。

刀也のありがたい教えを入学当初の自己紹介の時のように反芻していたら

午後の部の最初の種目である2年生による借り物競走が始まった。

水「あ〜あ…私を迎えに来てくれる王子様はどこかしら」

葛「お前を選ぶとか王子、見る目なさすぎんだろw」

水「く〜ちゃんは人を煽ることしかできないんですかぁ?」

もう日常と化した葛葉と沙友理の口論を聞きながら

私もイケメンな上級生が借り物競争で自分のことを探してくれていたら

お題はなんにせよ嬉しいよな、なんて乙女心と向き合っていると

ふと、『雅Aー!』と呼ぶ声が聞こえて思わずそっちを見ると

まさに今私が想像していた光景が広がっていた。

学内アイドルや刀也、ガクには劣るかもしれないがかなりのイケメンが私(と思われる人物)を探していた。

叶「A、あの先輩知り合い?」

雅「いや、知り合いでは無いと思うんだけど…」

謎のイケメン「あ!いた!」

葛「え、ちょ、こっち向かってくるけど!」
 「知り合いじゃねぇの!?」

水「え!A、私の知らない内に彼氏!?」

雅「知らないし、彼氏じゃないから‼」

一番パニックになりたいのは私だが、周りがあまりにもパニックすぎて逆に当事者の私が一番冷静な気がする。

謎のイケメン「A!ちょっと来て!」

私は1番後ろの席なのに謎のイケメンはそんなのお構いなしに

私に手を伸ばし立たせようとしてくる。

雅「ちょ、自分でそっちまで行くんで少し待ってください!」

謎のイケメン「わかった!ちょっと待つ。」

行く旨を伝えた瞬間手は体側にし、待つ姿勢を見せる。

なんなんだ、こいつ。

雅「おまたせしまsh

謎のイケメン「ありがと!じゃ、走るよ!」

別に走るのは良いよ。そういう競技だし。

でもさ、手をつなぐのは聞いて無い。

私が男子と手を繋いだのとか幼少期に刀也とガクと繋いだ数回だけだよ!?

陰キャを舐めてもらっちゃ困るんですけど!!

てか速い!足が回らん!ほぼ引きずられてるよ!これ!

アナウンス「おぉっと!2年生1のイケメンと歌われる手塚くん!」
  「恐らく一年生の女子を連れてゴールです!」

あ、手塚先輩って言うのね。

これで気になる人とかやめてくれよ

私は幾ら敵を作れば良いのか…

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ねこかとおもった(プロフ) - 雪見大福さん» 返信が遅れてしまいすみません!!コメントありがとうございます!めちゃくちゃ嬉しいです!!親友ちゃんの心境や状況を表現するのに手こずっていてなかなか更新の目処が立たないのですが近々更新できたらと思っています!お待たせしてしまいすみません。 (4月21日 3時) (レス) id: 27b4083420 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - 親友ちゃん!?何があった…。女子って気に入らない人が居れば外堀からハブにしてくるから怖いですよね…これからも無理せず頑張ってください!更新お待ちしてます (3月30日 3時) (レス) @page32 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ねこかとおもった | 作成日時:2023年11月25日 1時

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