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アナウンス「これより競技に移ります」
  「プログラム二番の二年生種目、障害物競走に出場する選手以外は」
  「自席に戻ってください。」

競技種目の一発目が障害物競走はなかなかイレギュラーじゃないか?

確か二年の学年種目には借り物競走もあったし、来年自分がやる身と考えると

気が重いな、なんてマイナス的に考えながら自席に戻っていると

葛葉と叶が障害物競走に出ないのだろう二年生の女子二人の先輩に

昼休憩の時に一緒に食べないかと誘われていた。

雅「人気者も人気者で悩みが尽きなさそうだな」

水「ほんと、自分がそこそこの顔面で良かったて思う瞬間だよ」

雅「うお、びっくりしたぁ」

まさか独り言が聞かれるなんて思っていなくて

つい後ろに倒れそうになったのをギリギリで耐える。

こうゆうのは緊張してる陰キャにはトドメを刺す行為になりかねないから気をつけてほしい…

不「Aちゃん大丈夫?」

三「そんなヘロヘロでリレー走れるの?」

雅「走れる!」
 「って、不破さんと三枝さん…」

水「久しぶり〜!」

不「沙友理ちゃん、元気〜?」

ヘロヘロなんて煽ってきたから、つい葛葉かと思って『走れる!』なんて

言ってしまったが、まさか不破さんと三枝さんだとは…

この二人との接点は私のバイト先であるカフェに

沙友理たちと来た時以来である。

正直言って気まずい。

不「てかAちゃん、俺たちのことは?」

雅「え?」

三「なんて呼ぶって約束したっけ?」

あぁそうだった。

これはもう、陽キャ特有の距離感のバグだよ…

雅「ふわっちとあきな…」

不「よくできましたぁ」

水「んふw、Aも成長したねぇ」
 「キョドらなくなったじゃん」

雅「確かに言われてみれば」

きっと入学当初の私だったらふわっちとあきなが来た瞬間

逃げていたか良くても沙友理の陰に隠れていただろう。

そう思うと脱陰キャ計画はほぼ成功と言っても過言はないのでは!?

あぁ、がくーん、とーや、ありがとう。

私は一つ成長したよ…

是非お赤飯でも炊いてくれ

まぁ私は赤飯嫌いだが。

葛「ちょっとちょっとぉ」
 「うちのにちょっかい出すの止めてもらっていいっすかぁ〜?」

叶「もうそろそろ席に戻った方がいいんじゃない?」

不「ちぇ」
三「ちぇ」

水「待たねー!」

キョドらなくなったけど、まだ慣れない人の前は変に力が入る。

あぁ、頭痛い。

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ねこかとおもった(プロフ) - 雪見大福さん» 返信が遅れてしまいすみません!!コメントありがとうございます!めちゃくちゃ嬉しいです!!親友ちゃんの心境や状況を表現するのに手こずっていてなかなか更新の目処が立たないのですが近々更新できたらと思っています!お待たせしてしまいすみません。 (4月21日 3時) (レス) id: 27b4083420 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - 親友ちゃん!?何があった…。女子って気に入らない人が居れば外堀からハブにしてくるから怖いですよね…これからも無理せず頑張ってください!更新お待ちしてます (3月30日 3時) (レス) @page32 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ねこかとおもった | 作成日時:2023年11月25日 1時

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