３：政府の考え ページ3
こんのすけは、まだ間に合うと言っていた。
なのに、急に夕方になりブラック本丸の通知が来るのはおかしい。
こんのすけは、政府に通じている存在の一つ。
嘘をつくのはあり得ない。政府に対する反逆行為へとなるからだ。
いつもの面会部屋に行き、こんのすけと話した。
きっとこんのすけは、政府の手違いでした。と済ませてくれるだろうと思っていた。
だが、そんな甘い現実は無い。
こんのすけ「政府の考えが変わりました。要するにブラック本丸の条件の基準が低くなったからです。」
A「はい？」
こんのすけ「霊力の消費量の基準が変わりました。あなたの働きぶりだと霊力の消費なんて、考えてもいなかったと思いますが。」
Aの胸を深くえぐる。
こんのすけ「普段、任務を通常通りに消費する霊力はあなたの倍以上何です。ですが、あなたは今まで任務を実行していなかった。つまり、霊力の溜まっている数が基準値より高いんです。」
A「基準値より高いとどうなってしまうんですか？」
こんのすけ「結界の制御が難しくなり、壊れます。最悪の場合、A様の身体に悪影響が出てきます。最悪の場合、命を落とします。」
かなり、命を落としているけども。と、Aは心の中でつぶやく。
こんのすけ「つまり、A様にもこの本丸にも悪影響が出ます。このことから、政府が考えを改めてしまいました。今日のメンテナンスに、変わりました。」
A「じゃあ、本丸襲撃はどうするの？政府に考えは？」
この質問がさらに胸をえぐりだし、胸の中を空っぽにしていく。
こんのすけ「ありません。というより、A様の所持している刀剣を刀解する予定です。」
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作者名：しぐれん | 作成日時：2016年10月13日 20時
