私のご主人様は伊野尾くん

消えないあの人 ページ12

慧「ふっふ〜」

A「あのぉ...これでは、仕事がしづらいです」

学校が終わり、私の予想通り伊野尾くんが待ち構えていた

メイド服に着替えた瞬間、どこからともなく飛んできて、抱きつかれた

スリスリ

慧「ほっぺ気持ちいい〜」

伊野尾くんのもちもちのほっぺたが、私のほっぺにひっつける

A「ちょっ！///どこ触ってんですか！」

慧「いいじゃないの〜」

A「...古い」

慧「そんな目で見ないで！」

A「あはは(笑)冗談ですよ」

「でも、今日学校でキスしましたね？」

慧「だって、知念とキスしてんだもん」

A「私だってしたくてしてるわけじゃないです」

「向こうが無理やり...」

チュッ

A「///！」

慧「ねぇ、俺はAが好き 好きすぎておかしくなっちゃう」

「Aは...？」

A「え...私は...」

宏太「おーい！Aいる〜？」

廊下の向こうの方で宏太さんが私の名を呼ぶ

A「はい！ここです！今行きます！」

「ごめんなさい また今度言います！」

そう言って、伊野尾くんを置いて、仕方なく宏太さんのもとへと走っていった



いや、もしかしたら宏太さんを口実に逃げてるのかもしれない




好きと言われて嬉しいはずなのに、素直に私もって言えないのは






やっぱり私からあの人が消えないから

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