オンライン！の世界に突入！third

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杉浦「お前ら､さっさと仲直りしろよ？

……さっさとしねぇと俺が奪うから」

…は？

俺たちがうまくいってないのをどうして知っているんだ？

翼「は？どういう意味だよ？
つっうか奪うって何を」

杉浦「Aに決まってんだろ｡

これまではお前に遠慮してたけどいつまでもそんなんなら俺がお前からAを奪う」

は？は？は？
俺の頭が？で埋まる｡

杉浦さんも(・)Aが好きだと言うことなのだろうか？

Aと杉浦さんなんか美男美女だ｡
お似合いすぎる｡

けど…やっぱり想像するとイラッとする

翼「は？だって年の差あるし、両方忙しいじゃん」

口から出たのはバカみたいな屁理屈だった

杉浦「年の差なんて恋愛には関係ないんじゃねぇの？それにたかが4歳だろ？
時間だって空けようと思えばすぐ空けられる。言っておくが俺は本気だからな」

その通りの言葉だった。
年齢なんて関係ない。忙しさなんて関係ない。

杉浦「お前こそどうなんだ？お前はAのなにを知っているんだ？」

翼「っ！俺らは小さい頃から一緒にいるし分かってるつもりだから」

急な問いかけに少し焦りながらもなんとか答える

杉浦「へぇ、なら先週のことも知ってるよな？
A、同級生に告白されて断ったら襲われかけて泣いてたんだぞ？
俺と太一がいなければどうなってたんだろうな？」

!?そんなこと知らなかった。

翼「なんだよそれっ…
そんなことあいつ全く言ってなかったし表情もいつもと同じだった…！」

杉浦「信用されてないんじゃねぇの？
案外俺のほうがAに近いのかもな。…まぁ、さっさと仲直りしろよな」

言うだけ言った杉浦さんはさっさと太一さんの方へ行ってしまった





……っ！

杉浦さんもAが好き!?
冗談じゃない。強力すぎるライバルじゃねぇか！


…もしかして俺とAが上手くいってないのをどうにかしようとしてる？

でもそれなら「言っておくが俺は本気だからな」の意味が分からない。

なによりあの時の顔は嘘はついていなかった

間違いない｡これは俺への宣戦布告だ






杉浦「よし､太一！翼！A！来い！」

八城さんと朝霧さんでイベントの同行者を決めたのか俺たちを呼ぶ杉浦さん

俺は少しモヤモヤしたまま魔塔の入り口に集まる

杉浦「じゃあ行ってくるぞ｡
お前たちも何かあった時の為にモニターで見ておいてくれ」

他のプレーヤーたちにも杉浦さんの声かわ聞こえたのか
「頑張れ！」「負けるな！」と応援の声が飛び交い始めた

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