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叩いて被ってじゃんけんぽん! ページ30

舞side

翼君が選んだのはじゃんけんで勝ったら
相手をピコピコハンマーで叩けるというゲームだった。
コンピューターと対戦し、勝ち抜いた人数で
コインが増えていくみたいだけど?
詳細を見るとじゃんけんに勝てば
ハンマーのマークのボタンを押し、相手を攻撃。
負けたら鍋のマークのボタンを押し、
鍋を被って防御するみたい。あいこだったら、やり直し。
で、相手を先に叩いた方が勝ち。

舞「翼君、これしたことあるの?」

翼「ないけど、こんなの簡単だよ。
 相手の出したものを見て自分が負けたかあいこか
 勝ったかを見極めるだけだろ?で、その結果により
 鍋のボタンを押すか、何も押さないか、
 ハンマーのボタンを押すかを選ぶだけだし」

舞「ずいぶん簡単に言うのね」

翼「まあ見てなよ」

翼くんは自信たっぷり。
ニヤッと笑いゲーム機の前の椅子に座る。
そしてゲームスタート。
画面には翼君のアバターと
ロボットが対面して座っている。
どちらの手にも攻撃用のピコピコハンマーと
防御用の鍋が握られている

1回目のじゃんけん開始。

【じゃんけんぽんっ!】

翼君はグー。相手はパーを選んでいた。結果翼君の負け。

ポカッ!

対戦相手がピコピコハンマーで
翼君のアバターを叩いた時、
翼君のアバターはもう頭を鍋で防御していた。

舞「わあっ、すごい!!反応速いね!!」

翼「あのさ、この程度のことでそんなに感動する?」

舞「えっ?だって私には真似できないし」

私がそう言うと翼君は
気づいたようにニヤッと小さく笑う。

翼「__ああ、そっか。
 八城さんはこちいうの苦手だったもんね。
 ごめん、どんくさいの忘れてた」

どんくさい!?
ほ、本当のことだけど……
こうして面と向かって言われると腹が立つなあ。

舞「翼君、ちょっとひどくない?
 人には個性ってものがあってね!
 得意、不得意は人それぞれあって、だから…」

翼「あー、はいはい。今、対戦中だから静かにしてね」

これ…なんだか私が子ども扱いされてない?
私としゃべりながらでも着実に
対戦相手を倒しているくせに。

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ヒヨコ(プロフ) - いちうさぎさん» え!?どうしたの!!!??? (2020年3月31日 20時) (レス) id: a71ea1e4cf (このIDを非表示/違反報告)
いちうさぎ - 大変だ。iPadがついにバグったのかもしれない。 (2020年3月31日 8時) (レス) id: fd0c1998d8 (このIDを非表示/違反報告)
かなえ - そうなんですね!わざわざ返信ありがとうございます(*^-^*) せかすみたいになってしまってごめんなさい( ̄▽ ̄;) これからも頑張って下さい! (2020年1月30日 20時) (レス) id: a03bb62dba (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - 読んでくれてありがとうございます!今43ページまで公開してますよね?で、一応50話まで書き終わってるんですけど、書くスピードが遅いので少しずつ公開していきます。だから50話が公開されたらthirdのパスワードを止めますので、それまで待っててください! (2020年1月30日 20時) (レス) id: a71ea1e4cf (このIDを非表示/違反報告)
かなえ - こんにちは!このお話を読ませてもらいました、かなえです!すごく面白かったです!ただ、次のシリーズに、パスワードがかかってて読めないんですが… どうしたらいいですか? (2020年1月30日 18時) (レス) id: a03bb62dba (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヒヨコ | 作成日時:2019年8月13日 14時

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