第８話 夕飯前の穏やかな会話 ページ35
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ア「ウオΣ！？」
突然船全体に響くような音が耳に届いた。
その音で、この場にいる全員「なんだなんだ？」と騒ぎ出した。
ああーーー・・・なんか想像つくわぁ・・・
俺は思わず肩を落とす。
それはほかの隊長や一部のクルー(古株)も同様だ。
あいつがこの船に乗ってから、何度この音を聞いたことか。
もうさすがに病みそうなんですけど・・・
なんて、心の中でひそかに泣いていると、
バタンッ！
食堂のドアが勢いよく開かれ、そこから１人のクルーが入ってきた。
クル１「大変だ！！あいつが・・・エースがまた親父に吹っ飛ばされて船の縁を壊しやがった！！」
ハハ・・・・やっぱり・・・；；；
クルーの言葉に思わず苦笑いを浮かべた。
サ「またか、よくやるなあいつ」
フォ「これで何度目だ？」
ハ「確かこれで７６回目じゃないかな？」
ビ「７６回も吹っ飛ばされてもまだ親父の首を取ろうとしてるのか。なかなか根性があるなあいつ」
ジョ「俺は絶対無理だと思うが・・・」
ラ「若気の至りってやつか？」
「「「「「ちがいない！！」」」」」
ハハハ！！と盛大に笑う隊長たち。
こいつら、絶対楽しんでるだろ。
てか笑い事じゃねぇ！！
船直すたびに修繕費飛んでんのわかってんのかこいつら！！
てか、てめぇら隊長だろうが！！少しは何とかしろよ！！
俺は心の中でいろいろ叫びまくった。
だけど、いまだに笑い続ける隊長たちに呆れ、俺は何も言えなくなった。
すると、その様子を見ていたクルーは、
クル１「笑ってないで何とかしてくださいよ〜！！」
と、半ば泣きそうになりながら叫んでいた。
そんなクルーに隊長たちは平然とこう言った。
ラ「まぁ、ほっときゃいいんじゃね？」
ハ「そうそう、これはこれで楽しいし(笑)」
ビ「逆ににぎやかでいいじゃないか！」
フォ・ジョ「「ウンウン」」
あ、だめだこりゃ。
こいつらに何言っても無駄だな。
俺は心の中でため息をついた。
クルーはそんな隊長たちの言葉に「そんなぁ〜！！」と嘆いていた。
悪いな、俺にはどうすることもできん。
許せ、兄弟。
そう思いながら、俺は朝食を済ませて仕事を片付けるためにイゾウと共に部屋に戻るのだった・・・
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ホウ - 面白い！この作品好き！更新ファイト！ (2020年7月30日 19時) (
レス) id: 8dd7cdb4bf (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 名前変換がないのが残念です。名前変換ありにしてくれると嬉しいです (2019年9月1日 16時) (レス) id: a034fb389c (このIDを非表示/違反報告)
白うさぎ - えっと、同じようなお話が2つあるんですけど…わざとだったらごめんなさい。 (2019年4月28日 16時) (レス) id: 90c55f175b (このIDを非表示/違反報告)
雪 - えっと、訂正なんですが、見聞色が見分色になっていました。直しておいて下さい! (2019年4月13日 15時) (レス) id: bf5185d467 (このIDを非表示/違反報告)
愛羅(プロフ) - とっても面白かったです！更新頑張ってください！楽しみに待ってます！ (2019年4月2日 21時) (レス) id: 83407bc1eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：練 白凛 | 作成日時：2019年2月14日 23時
