怖いもの ページ7
—諸星side—
めい:ちょっと待って…
諸星:どうした？
めい:ここってさ…
諸星:ん？？てか、皆どこいっちゃったんだろ。まじで。
めい:とりあえず奥行くのやめない？
こうなった発端は数十分前のこと。撮影で山の中に来ていた俺らはみんなでその辺見に行ってみよう！！って事になった。
のはいいんだけど、みんなペースにばらつきがあって歩くのが早かった俺とめいは話に夢中になってるうちにみんなとはぐれてしまった。
来た道に戻ったつもりがなぜか元の道に戻れなくて焦っていた。
少し進んだところになかなか大きめの滝があって、そこなら目印になるかもって思ってそこに向かって歩くことにしたら後からついてくるめい。
こんな状況なのにちょっとラッキーって思っちゃってる俺は意外と呑気だ。
めい:ちょっと待って…
諸星:どうした？
めい:ここってさ…
諸星:ん？？てか皆どこいっちゃったんだろ。まじで。
めい:とりあえず奥行くのやめない？
何となくめいの様子がおかしいような気がして、心配になった。
諸星:なんかめい変じゃない？大丈夫？
めい:…うん、あのね。滝、怖い。
諸星:へっ！？え、滝！？
めい:そうなの。上から落ちてくる水が苦手なの笑
そう言って笑ってるめいの顔はひきつってて本当に怖いんだなってすぐに分かった。
めい:みんないるかもって思ったんだよね？
諸星:そうだね…
めい:そしたらさ…こうしてていい？？うん。よし！これなら行けるよ！！
そう言って俺の手を握って進むめい。普段何にも物怖じしなくて怖いものなんてないって思ってたけど予想外のところで見つけた驚きと俺しか知らない優越感で俺の顔は最強にニヤけてたと思う。
諸星: めいって怖いものあったんだね。笑
めい:え、どう言う意味で言ってる？笑
諸星:いや、だってさいつもホラーとかも怖くないし、お化け屋敷でも笑ってたじゃん？
めい:たしかに。笑可愛く無さすぎる笑
諸星:は！可愛いから！！素直に怖いって言えるのも、こうやって頼ってくれるのも可愛いよ！！
いつもとちょっと違うめいにつられて俺も少しだけ積極的になる。
めい:もろ、ありがと。
そう言って俯いためいの頬が少しだけ赤くなっているような気がした、
そんな気めいにはないんだろうけどその顔、期待しちゃうよ。俺バカだから。
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hiyorik1253(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます！主様もお気をつけください！ (2021年9月14日 20時) (
レス) id: d46dd614bc (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年9月14日 20時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白眼芭胡 | 作成日時：2021年9月4日 12時
